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アーク『ばぁちゃん~』東京試写に篠原監督

【FREE】アーク『ばぁちゃん~』東京試写に篠原監督

2018年03月29日
 アークエンタテインメント配給『ばぁちゃんロード』の東京プレミア試写会が26日、東新橋のスペースFS汐留で開催され、W主演の文音、草笛光子、共演の三浦貴大、監督の篠原哲雄が登壇した。

 結婚を間近に控えた根っからのばあちゃんっ子の孫娘(文音)と、足を怪我して施設で暮らす祖母(草笛)の話。“一緒にバージンロードを歩きたい”という孫娘の願いが施設に引きこもったまま心を閉じかけていた祖母を動かしていく。

 ドラマ共演以来、文音と草笛はプライベートでも親交が深く、東京プレミアで文音は、「だからこそプライベートと役柄が重なってスクリーンの中でいい意味で表すことができた」とし、「草笛さんはセリフがあっても自由。それは素敵なこと。そういった姿を見て勉強させてもらった」と信頼を置く。これに対し草笛は、「いえ、いえ、もう文音が可愛いの。それが第一。だから芝居はやめようと思った。文音と私の関係が大事だからどんなシーンでも、この子を愛し愛し抜いて、温めているような気持ちをずっと続けようと思った」と本物の家族の様な面持ちで語った。文音演じる孫娘の婚約者役を演じた三浦は「2人の芝居を見ていると泣いちゃう。本編を観たときも一人で号泣した」と現場を振り返った。

 篠原監督は「おばあちゃんが主役という映画は実はなくて、これがおじいちゃんだったら成立しなかった映画。脚本はすごくいいホンだったので、演出する際はその場で起きることを自然に、ある意味2人のドキュメンタリーのように撮ろうと思った」と演出の狙いを明かした。

 脚本は、映画美学校が行った「映画美学校プロットコンペティション2016」で最優秀賞を受賞した上村奈帆のプロットから生まれたもの。製作はオフィスレン、セントラル・アーツ、東北新社。製作プロダクションはスタジオブルー。4月14日より有楽町スバル座他全国順次公開される。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。