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吉本、北海道下川町PRへ、映画上映等視野

【FREE】吉本、北海道下川町PRへ、映画上映等視野

2018年07月03日
 吉本興業は、国連が2030年12月31日までに、より良い国際社会の実現を目指すべく掲げる目標「SDGs」について、同社が得意とするエンタメ、ローカル(地域住みます芸人等)の力によって、PR活動を続けている。この取り組みが評価され、2017年には「第一回ジャパンSDGsアワード」(本部長:安倍晋三首相)特別賞を受賞。2日、吉本興業は、同アワード最高賞を受賞した、北海道下川町とタッグを組むべく、調印式を東京本社で行った。

 旭川市から北100キロ程に位置する、下川町の人口は約3400人で、高齢化に対応できる社会を実現してきた。加えて、9割が森林で構成されている同町の林業は、造林と伐採を60年サイクルで循環させるシステムを構築しており、これらの総合的な取り組みが “SDGs的なモデル都市” という評価に繋がっている。

 今回のタッグ結成にあたり、吉本興業所属の芸人は、下川町の特産品(アロマ、トマトジュース、卵等)を積極的にアピールしていく。また、同社が得意とする笑いやエンタメの力をもって、お笑いライブイベントを下川町で行ったり、マイクロシアタープラットフォーム「popcorn」(代表:大高健志、ナカムラケンタ)を用いた現地上映会を実施したり、地域発信型映画・CMの制作など、2030年末まで精力的に取り組んでいく。

 調印式には、大﨑洋吉本興業共同代表取締役CEO、谷一之下川町長らが登壇し、調印書にサインした。なお、スキージャンパー輩出の町として知られる同町出身者の “レジェンド” 葛西紀明からお祝いのビデオメッセージも寄せられた。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。