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『バッド・ジーニアス』タイ人タレントPR

【FREE】『バッド・ジーニアス』タイ人タレントPR

2018年09月07日
 ザジフィルムズ=マクザム配給のタイ映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』のトークイベント付公開直前試写会が4日、渋谷の映画美学校試写室で開催され、タイ人タレントのブンシリが登壇。ブンシリは13年間日本で活動しており、タイの難関大学タマサート大学を優等生二位で卒業するなど“天才的”な経歴を持つ。カンニングによる高校生の犯罪チームを描いた同作について語った。

 始めにブンシリは「14年前に日本でもヒットしたタイ映画『マッハ!』を超えたすごい作品だと思い、観た時に思わず『ヤッター!!』と心の中で叫んだ。あの時タイ映画がすごくフィーチャーされたが、また日本でタイ映画が注目される時がきた」と興奮を語った。

 その後、「タイは日本と比べものにならないぐらいかなり厳しい学歴社会。幼稚園から落第の概念があり、だからこそタイの子どもたちのテストに対する想いは幼少期から並々ならぬものがある」とタイの実情に触れ、「勉強のできる子でも答え合わせの意味でカンニングをしたり、友達に答えを意図的に見せたりすることが日常化していて、“カンニングで友情を育む”という状況も不思議なことではない」と同作のテーマ性を説明した。最後には、「なぜ彼らがカンニングをしなければならなかったのか、ということに寄り添って観てください」とアピールした。『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』は22日より新宿武蔵野館他全国順次公開される。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。