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松竹『旅猫』完成イベに福士、高畑、監督ら

【FREE】松竹『旅猫』完成イベに福士、高畑、監督ら

2018年09月28日
 松竹企画・配給『旅猫リポート』(10月26日公開)の完成記念プレミアイベントが25日に開催、出演の福士蒼汰、高畑充希(声)、竹内結子、広瀬アリス、大野拓朗、山本涼介、ナナ(猫)、監督の三木康一郎が登壇した。

 同作は、有川浩の同名小説(講談社文庫)の実写映画化。原作は1人の青年と1匹の猫が新しい飼い主を探す旅物語で、人間同士の絆を超えた2人の絆に猫好きの人のみならず、多くの人の心をとらえ、涙なくしては読めないという感動作。

 当日は、銀座松竹スクエアのカーペットセレモニー、丸の内ピカデリーのプレミア試写会舞台挨拶の2部制で進行された。

 カーペットセレモニーでは、メインビジュアルにある菜の花畑をイメージしたイエローカーペットが敷かれ、福士がナナを抱き登場。ナナにマイクが振られると、高畑が「吾輩はナナである。ま、今日はみんな最後まで楽しんでってくれよ」と生アテレコを披露しながら登場するなど会場を大いに沸かせた。

 プレミア試写会舞台挨拶では、「植物図鑑」に続いて有川原作の映画化2本目の三木監督が「先生には猫を中心にということで撮影現場を組んでいた。ナナを見つめながら進めていた」とコメントした。

 福士は「(演じた主人公の)悟は、優しい青年なので、なぜそんなに優しい青年なのか、彼が生きてきた境遇を紐解いて演じていくことを心がけた。ナナとの初対面は、これまであまり猫ちゃんと会うことがなかったので、初めは接し方が分からなかった。でも、監督がそれを見て、その感じが良いと言ってくださったので、役に自分を投影したりもした」と撮影時を振り返った。最後は福士が「人の繋がりと、人と動物との繋がりが見える作品。優しくて暖かくて、観ていて気持ちが朗らかになる。心と心が繋がる瞬間を体感してください」と締めくくった。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。