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ザジF、特集『ロブ=グリエ』タイアやイベ

【FREE】ザジF、特集『ロブ=グリエ』タイアやイベ

2018年11月10日
 ザジフィルムズ配給の特集上映『アラン・ロブ=グリエ レトロスペクティブ』が23日よりシアター・イメージフォーラム他全国順次開催される。開催を前に、各界著名人コメントや、トークイベント等が続々と決定している。

 小説家ロブ=グリエは、アラン・レネ監督『去年マリエンバートで』の脚本執筆以降、映画界に参入。今回、63年の監督処女作『不滅の女』を始め、『ヨーロッパ横断特急』『嘘をつく男』『エデン、その後』『快楽の漸進的横滑り』『囚われの美女』の6作品を上映。『囚われの美女』以外、劇場初公開。

 各界著名人コメントは、作家でミュージシャンの中原昌也「ロブ=グリエに触れた時、いつも自分のいる位相が激しく揺らぐ。その快楽の為に、独りで黙って本を読み、映画を観る。それに勝る神秘体験は、残念ながらこの世界にはない」、映画評論家の中条省平「この回顧展によって、ロブ=グリエはついに驚異的な映画作家としての全貌をあらわにするだろう。その想像世界はブニュエルやフェリーニのそれに匹敵する外連味をもって輝いている」等。

 21日、世田谷区の本屋B&Bでは、映画評論・著述家・音楽家の菊地成孔、美術・映画・ミステリ評論家の滝本誠によるトークイベントを開催。また、書店タイアップとして、対象の書店でロブ=グリエ関連書籍を購入した人に、日本限定オリジナルデザイン「美女とピストル」ステッカーをプレゼント。対象商品は「消しゴム」(光文社古典新訳文庫)、「迷路の中で」「覗くひと」(講談社文芸文庫)、「反復」(白水社)、「もどってきた鏡」(水声社)。タイアップ実施店は、紀伊國屋書店新宿本店、ナディッフモダン、文禄堂高円寺店、書泉グランデ。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。