『ファースト～』監督、ゴズリング来日イベ

　東宝東和配給『ファースト・マン』のデイミアン・チャゼル監督、主演のライアン・ゴズリングが来日、３日夕にマンダリンオリエンタル東京でイベントを行った。

　作品は、人類で初めて月面に降り立ったアポロ11号船長ニール・アームストロングの視点で、その偉業を描く。当日は宇宙飛行士の山崎直子氏、民間人初の月周回をめざすＺＯＺＯ社長の前澤友作氏がゲストとして登壇。映画を鑑賞済みの２人は、そろって絶賛した。

　月を行けるとしたら行ってみたいかとの問いに、チャゼル監督は「正直いうとわからない（笑）。子どものときは宇宙飛行士の栄光や楽しい部分しか知らなかったけど、この作品を作ることで、その裏にはたくさんの努力や汗と涙があることを知った。だから昔よりも宇宙に行くことに躊躇する気持ちが大きくなったと思う。ライアンとともに月面で活動することを再現できたことは楽しかったけど、本物の月のシュールでユニークな風景を見ることができる前澤さんには嫉妬する（笑）」とコメント。

　ライアンは「この映画の撮影では本当に実際の宇宙服を着たり、精巧に作られた宇宙船に乗ったりして、心から楽しんだ。でもチャゼル監督にカットって言われて、宇宙船から足を下ろした時が、いちばん心がほっとした（笑）。僕は山崎さんや前澤さんの勇気に感服する。僕にはそんな勇気はないから、みんなを陰ながら応援している（笑）」と正直な想いを明かし、会場からは笑いが起きた。２０１９年２月８日公開。

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