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WB『雪の華』フィンランド大使館に監督登壇

【FREE】WB『雪の華』フィンランド大使館に監督登壇

2018年12月15日
 WB『雪の華』の橋本光二郎監督が12日駐日フィンランド大使館で開催された、日本=フィンランド外交関係100周年を記念したセレモニー「フィンランド日本2019」にゲスト登壇した。

 東京―フィンランドを舞台にした同作は、夏と冬にフィンランドで大型の長期ロケを行い、北欧ならではの美しい街並みと雄大な自然を映している。世代や国を超えて愛され続ける冬ラブソングの名曲、中島美嘉「雪の華」を、『ホットロード』以来5年ぶりに恋愛映画に出演する登坂広臣と、中条あやみのW主演で映画化した。

 セレモニーで監督は「渡井(敏久)プロデューサーと一緒にフィンランドを訪れた時に、自然の美しさに感銘を受けた。冬のシーンのロケ地になった地方の雪の灯台の美しさや、場合によっては人の命を奪いかねない自然の厳しさ、荒々しさも含めた美しさを肌で感じた。また、フィンランドに行って初めて知ったが、真っ白な雪の中を歩いていると、踏み抜いたところに影ができる。日本だと黒い影になるが、フィンランドだと雪を透過して光が当たっているため、影が青くなる。その現象のことを現地では“ラップランドブルー”と言うらしく、言葉では言い表せないような儚い美しい現象で、自分が歩いた一歩一歩にこういった美しさが宿るのは素敵だと思った」と冬のフィンランドでの撮影を振り返った。

 続けて夏のヘルシンキロケについても「爆発的な緑の美しさ」などと絶賛。最後には、「映画『かもめ食堂』でフィンランドってどういう場所だろうと知った人も多いと思うが、またこの『雪の華』で新たにフィンランドを知る人たちが出てくれたらと思う」と願いを込めた。

 『雪の華』は2019年2月1日より全国ロードショーされる。共演は高岡早紀、浜野謙太、箭内夢菜、田辺誠一。主題歌は中島美嘉「雪の華」(ソニー・ミュージックレーベルズ)。脚本は岡田惠和、音楽は葉加瀬太郎。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。