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●コラムVol.469「20代の映画習慣広がる」

●コラムVol.469「20代の映画習慣広がる」

2019年02月02日
この3年、映画興行は安定領域に入ってきた
20代増加、映画を見る習慣の広がりを感じる


 2018年の全国映画概況が、今週発表になった。驚くのは、前年より下がったとはいえ、興収発表となった2000年以降では、第3位の興行実績になったことだ。2016年、2017年に次いで、3位の2225億1100万円を記録した。単純に言って、この3年で国内の映画興行は安定領域に入ったと言えようか。近い産業分野であるレコード業界が、一段と厳しさを増すなか、映画興行のこの安定感は、本当に特筆すべき事態だと思う。会見の席上、岡田裕介映連会長の「なぜ映画だけがいいのかはわかりません」のジョークには笑ったが、この安定的な興行は今後のためにも、より慎重な分析が必要と思われる。……

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