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パルコ『ブラック~』字幕監修の中田亮解説

【FREE】パルコ『ブラック~』字幕監修の中田亮解説

2019年03月05日
 パルコ配給『ブラック・クランズマン』のイベントが1日、東京・秋葉原のアキバシアターで行われ、字幕監修を務めたオーサカ=モノレールの中田亮が登壇。作品の見どころを語った。

 中田は、白人至上主義団体「KKK」に潜入捜査する主人公の黒人刑事ロンが「映画の中で『WAKE UP!』とずっと言われている。『目を覚ませ!』というのはスパイク・リーが30年以上言い続けている重要な言葉」と語り、監督の過去作『ドゥ・ザ・ライト・シング』『スクール・デイズ』でも使用され、「黒人として目を覚ませ」というメッセージが込められていることを解説。さらに、劇中に登場する映画のポスターの中で、『黒いジャガー』と『クレオパトラ危機突破』のみシワが入っていることを指摘し、「警察官を題材にした映画はシワを入れている。警察が黒人の解放に本当には役に立たないという意味だと思う。こういった発見があるからこの映画は何回見ても面白い」と魅力を語った。3月22日(金)公開。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。