フィッシュマンズドキュ制作中、ＣＦ5月末迄

　ボーカル佐藤伸治の急逝から20年、孤高のバンド「フィッシュマンズ」の魅力に迫る音楽ドキュメンタリー映画の制作費を募るクラウドファンディングが、モーションギャラリー内で行われている。２月19日の開始から１週間で４００万円以上を集めた反響を呼んでおり、販売数限定の３万円以上のコースは全て数日で完売となった。さらに、「３万円以上のコースで応援したい」という問い合わせが多数寄せられた結果、特典のうちに入っている「完成披露試写会」を当初より大きな会場で行うことにより、３万円のコース「本編未収録ＤＶＤ追加コース」を新たに拡大した。増枠（80枠）は、９日より受付開始。

　スタッフは、フィッシュマンズを愛する人たちで構成。監督は手嶋悠貴、撮影監督は山本大輔、構成は和田清人。製作の予算は２千万円。うち、１千万円を募る。劇中で用いる音楽の権利処理、良質な映像・音源での上映、ひとつひとつの課題解決を目指していく。

　２月１日にクランクインしており、２０２０年初旬の完成と関係者試写会、全国劇場公開を予定。海外映画祭への出品も視野に入れているため、英語字幕も付ける。クラウドファンディングは、５月31日23時59分まで。目標到達にかかわらず、集まった金額がファンディングされる。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。