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東宝『きみと~』披露、湯浅監督が現場語る

【FREE】東宝『きみと~』披露、湯浅監督が現場語る

2019年05月16日
左より伊藤、川栄、片寄、松本、湯浅監督 左より伊藤、川栄、片寄、松本、湯浅監督

 東宝配給『きみと、波にのれたら』の完成披露舞台挨拶が14日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、湯浅政明監督、声優を務めた片寄涼太、川栄李奈、松本穂香、伊藤健太郎が登壇した。

 『夜明け告げるルーのうた』でアヌシー国際アニメーション映画祭長編部門のグランプリを獲得した湯浅監督による最新オリジナルアニメーション映画。小さな港町を舞台にした青春ラブストーリーだ。湯浅監督は「絵が完全に出来上がっていない状態で(声優陣には)声を入れる演技をして頂き、演技の良いところを拾って絵に生かせていけたらと思った。(声優の)アドリブも、良いものはできるだけ入れた。何割かはプレスコのような感じ」と、声優の演技を絵に反映させていることを明かし、当初片寄と川栄が別々に歌う予定だったシーンは「片寄さんが『一緒に歌っちゃえばいいんじゃないの?』と。じゃあやってもらった方がいいかなと…。そしたらすごく良い感じのが録れて。オーソドックスな映画だが、そのあたりは逆に斬新かも」と、柔軟な姿勢で制作を進行させてきたエピソードを語った。

 作品の仕上がりには声優陣も満足の様子で、片寄は「初めて声優に挑戦したのがこの作品で良かった。すごく人間味があり、人の命や人生など、大切なものが描かれる素敵な作品」、川栄は「観終わったあと、背中を押してくれる作品」とそれぞれ見どころを語った。イベントでは、水槽ビジョンの中から片寄が登場する演出も行われ、会場を盛り上げた。

 6月21日(金)公開。アニメーション制作はサイエンスSARU。製作委員会はフジテレビジョン、東宝、サイエンスSARU、ジェイアール東日本企画、小学館、KDDI、ローソンエンタテインメント。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。