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東映『みをつくし~』角川映画縁の俳優多数

【FREE】東映『みをつくし~』角川映画縁の俳優多数

2019年08月30日
左から藤井、浅野、松本、若村、石坂、角川監督 左から藤井、浅野、松本、若村、石坂、角川監督

 東映配給『みをつくし料理帖』(製作幹事:角川春樹事務所)は、主演の松本穂香に続く第2弾キャスト発表会見を、28日午後、東宝撮影所で製作を兼ねる角川春樹監督らが出席して行った。

 作品は、シリーズ累計400万部(全10巻)を超えるベストセラーとなっている髙田郁の時代小説「みをつくし料理帖」の映画化。艱難辛苦を乗り越えながら料理に真摯に向き合い、運命を切り開いていく、主人公・澪(松本穂香)の成長と友情を爽快に描く。今回発表されたキャストは、澪が「ご寮さん」と呼び慕う元天満一兆庵の女将・芳役に若村麻由美、澪が料理人として働く「つる家」の店主・種市役に石坂浩二、「つる家」の料理のはこび役に浅野温子、戯作者・清右衛門役に藤井隆、他に奈緒、中村獅童が出演する。今作は、角川春樹監督最後の作品として、『犬神家の一族』(76年)の石坂、『スローなブギにしてくれ』(81年)の浅野、『蒼き狼~地果て海尽きるまで~』(06年)の若村など、 “角川映画” ゆかりの俳優が総出演する。撮影は8月21日に東宝撮影所でクランクイン、9月中旬から日光江戸村等でロケし、9月下旬クランクアップする。公開は2020年秋。

角川春樹監督 髙田郁さんの小説「みをつくし料理帖」は第1巻が出版されてから今年で丸10年が経ちます。もともと高田さんのデビュー作に感激して依頼したものです。出来上がった小説は山本周五郎さんの「さぶ」以来の感動があり、映画化をしたいと思いました。さまざまな話がありましたが、次々とその話は壊れ、10年が経っていま映画を撮っていることが不思議です。自分が想定しなかったドラマが、この映画に生まれています。

松本穂香 今回、角川監督と素敵なキャストの方々と『みをつくし料理帖』というあたたかくてやさしい物語に主人公という立場で携われることを幸福に思っています。

若村麻由美 私は澪の育ての親といいますか、大阪船場出身のご寮さんを演じます。澪をわが子のように育て、お互いに支え合いながら江戸の街を生きていくというお話です。

浅野温子 澪ちゃんとご寮さんと同じ長屋に住み、石坂さん演じる種市さんの店「つる家」でおはこびをさせてもらっています。

石坂浩二 江戸のそば屋の店主・種市を演じています。澪が料理人として伸びることを見抜いていた人間で、たいへんいい役ですが、料理人として包丁の使い方が澪よりうまくなくてはとプレッシャーを感じていました。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。