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東映『カツベン』TIFFに周防監督ら登壇

【FREE】東映『カツベン』TIFFに周防監督ら登壇

2019年11月02日
 第32回東京国際映画祭GALAスクリーニング作品に選出された東映配給『カツベン!』(12月13日公開)は10月31日、六本木ヒルズアリーナで完成披露レッドカーペットセレモニーを行った。

 当日は周防正行監督、主演の成田凌をはじめ、黒島結菜、永瀬正敏、高良健吾、音尾琢真、渡辺えり、小日向文世、竹野内豊が登壇、作品に懸ける想いやファンへのメッセージ等を語った。各登壇者のコメントは次のとおり。

周防正行監督 僕にとって初めての時代劇で、それも日本映画の第一歩を描くということで、いままでの作品とは違う緊張感がありました。撮影は楽しい現場で、もしかしたらいままで撮った映画の中で一番楽しい現場だったんじゃないかなと思います。大事な発見もありました。映画が音を持っていない時代の映画館が、実は音に溢れていた。ライブパフォーマンスの会場だった。そういう発見があったのが、僕にとってすごく得るものがありました。

成田凌 この『カツベン!』の準備を含めた撮影期間は、監督をはじめとするスタッフの皆様と時間というものを丁寧に扱った僕の“宝物”の様な作品になりました。皆様にとっても“宝物”の様な作品になればと思いますし、12月13日公開なのでよろしくお願いします。

黒島結菜 私が現場に入った時に思ったのは、初めてお芝居をした時の感じを思い出して、本当に皆がいい作品を撮るのだとスタッフ・キャストが大事に作り上げた作品なので、私にとっても大事な作品になりました。

永瀬正敏 本当に極上の体験でした。毎日楽しくて、次は皆さんに楽しんでいただければと願っています。

高良健吾 一生に一度出会えるか出会えないかという“活弁士”という役を演じさせていただき嬉しかったです。スターだと思って演じていました。

音尾琢真 『カツベン!』という映画は、僕にとってご褒美だなと思っています。昔から周防監督が撮る映画の大ファンでしたから、周防監督の作品に、しかもいい形で出演させていただき、本当に私にとってのご褒美です。

渡辺えり この映画を見た時に本当に笑えました。役者の一人ごとの個性が“いきいき”と出ているんです。悪役を演じてる何人かが本当に楽しんで悪役を演じてる素敵な作品だなと、私もお客として何度も見たいなと思っています。

小日向文世 一世紀前、活動写真に関わった人の情熱とかエネルギー、お客さんの高揚感。それらをこの作品から触発されて、自分もこれから呼んでいただける限り、映画に関わっていきたいと感じました。周防監督またよろしくお願いします。

竹野内豊 役者を続けていつかは、周防監督の作品に出られたらいいなというのが一つの目標でもあったので、私にとって特別な作品の一つになりました。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。