閲覧中のページ:トップ > 映画ニュース >

東宝『ルパン三世』披露、監督ら感動語る

【FREE】東宝『ルパン三世』披露、監督ら感動語る

2019年11月13日
『ルパン三世 THE FIRST』(左より山崎監督、藤原、広瀬、栗田、小林、浪川) 『ルパン三世 THE FIRST』(左より山崎監督、藤原、広瀬、栗田、小林、浪川)

 東宝配給『ルパン三世 THE FIRST』の完成披露舞台挨拶が11日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、山崎貴監督、声優を務めた栗田貫一、小林清志、浪川大輔、広瀬すず、藤原竜也が登壇した。

 不朽の名作「ルパン三世」が、シリーズ初のフル3DCGアニメーションで23年ぶりに劇場公開される。栗田、小林、浪川らオリジナルキャストに加え、広瀬がヒロインのレティシア、藤原が秘密組織を操る男ゲラルトを演じる。

 栗田は「2年半ぐらい前に声を入れた。(完成まで)時間がかかるなと思っていたが、1週間に7秒しか(制作が)進まず、2年半かかってやっとここにたどり着いたという話を伺った。(会場の)皆さんより先に観たが、凄いですよ。こんなふうになるのかと。1回では無理、もう1回観ないと気が済まない。見逃すところがいっぱいある。この作品を残せることは名誉だなと思う」と話すと、浪川は「今までのルパンも動きが素晴らしかったが、さらに新しいルパンができた」、小林も「音響効果と音楽で、壮大なドラマになって感心した。これは観なきゃわからない」と、長年ルパンシリーズを演じてきた声優陣も作品の仕上がりに納得の表情を見せた。

 一方、ゲスト声優陣は、広瀬が「(収録が)スタートすると、横に本当にルパンがいる!と。でもあまり見たら失礼だし(笑)。(ルパンを)初めて観た時は、なんて格好いいんだろうと思ったが、完成した作品を観ると、改めて衝撃的に格好良かった」と振り返り、藤原も「ルパンと対峙するシーンが多かったが、小さい頃から好きで観ていたので、なんで自分がルパンに話しかけているんだろう、と」と、ルパンの世界に参加できた喜びを語った。

 山崎監督は、「ものすごい長い時間、スタッフが1コマずつ一生懸命作ってくれた。そして(ここにいる)皆さんの素晴らしい声を頂いて、素敵な楽しい物語ができた。ルパンを好きな人も、初めてルパンと接する方も楽しんで頂ける作品ができたと思う」と作品の出来に胸を張り、藤原と同様に「脚本をワープロで打つ時に、“ルパン”って打ったよ!と思った」と、監督自身もルパンに関わることができたことの感動を興奮気味に話した。

 12月6日(金)公開。製作委員会はトムス・エンタテインメント、日本テレビ放送網、東宝、バップ、読売テレビ放送、白組、阿部秀司事務所/STV、MMT、SDT、CTV、HTV、FBS。制作はトムス・エンタテインメント、マーザ・アニメーションプラネット。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。