『劇場版ウルトラマンタイガ』完成報告会開催

マスコミ完成報告会の様子©劇場版ウルトラマンタイガ製作委員会

　ウルトラシリーズ最新作「ウルトラマンタイガ」の映画『劇場版ウルトラマンタイガ　ニュージェネクライマックス』（配給：松竹ＯＤＳ事業室）のマスコミ会見が27日、東京・新宿ピカデリーで行われ、メインキャストの井上祐貴、諒太郎、吉永アユリ、七瀬公、監督の市野龍一が登壇した。

　「ウルトラマンタイガ」は井上演じる主人公・工藤ヒロユキが、ウルトラマンタイガ、タイタス、フーマの複数ヒーローに変身するという、シリーズ初の試みが行われた意欲作。劇場版は昨年12月に放送が終了したテレビシリーズの完結編となる内容で、タイガと父・タロウの絆、ライバル・トレギアとの決着、邪神魔獣グリムドとの決戦など見どころ満載となっている。

　この日は元々、同作の“舞台挨拶つき完成披露上映会”として行われる予定だったが、新型コロナウイルスの影響でイベント自体が中止に。急遽、マスコミ向けの完成報告会として行われた。

　冒頭では井上が、ファンに向けたメッセージとして「『今日は皆さんありがとうございました！』と、すごく言いたかった。でも、いつもウルトラマンを応援してくださる皆さんが健康で元気にいられることが一番。賢明な判断だったと思います」と話し、「僕たちに課せられたことは『劇場版ウルトラマンタイガ』の魅力を存分に伝えること。今日お話しさせて頂いたことを、見たり聞いたりして「『映画を観に行こう』と思ってくれたら嬉しいです！」と語りかけた。

　テレビシリーズに続き、劇場版の監督を務めた市野は「今日は残念な結果になってしまいましたけど、不安を抱いたまま映画を観ても気持ちよく楽しめない。不安がなくなった時にあらためて楽しんで頂ければ」とコメント。「画も迫力ありますし音もすごい！キャストとスタッフが愛を込めて作り上げた作品に仕上がっていますので、是非とも劇場で観てください」とＰＲした。

　この日はギンガ、ビクトリー、エックス、オーブ、ジード、ロッソ、ブル、グリージョ、タイガ、タイタス、フウマたち“ニュージェネレーションヒーローズ”や、劇場版でヒロユキが彼らの力を授かり新たに変身するウルトラマンレイガもサプライズ登場。また、来場できなかったファンの代わりとしてウルトラマンギンガ／礼堂ヒカル役の根岸拓哉が急遽応援に駆け付け、キャスト陣を激励した。

　『劇場版ウルトラマンタイガ　ニュージェネクライマックス』は３月６日（金）より全国ロードショー。主題歌は声優アーティスト・小野大輔「ドラマティック」（３月４日発売、ランティス）。来場者特典として２０１３年公開の『ウルトラマンギンガ劇場スペシャル』から『劇場版ウルトラマンタイガ　ニュージェネクライマックス』 までの劇場上映８作品のポスターをデザインした数量限定ポストカードがランダムで１枚配布される。

　なお、当日の模様は近日中にウルトラマン公式ＹｏｕＴｕｂｅチャンネルで公開される。