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シグロ、ドキュ『明日をへぐる』CF実施中

【FREE】シグロ、ドキュ『明日をへぐる』CF実施中

2020年05月22日
 映像制作会社シグロは長編ドキュメンタリー映画『明日をへぐる』(監督:今井友樹)で、クラウドファンディングによりプロジェクトの応援者を募集している。

 作品は、高知県いの町吾北区で土佐和紙の原料となる楮(コウゾ)の栽培から、和紙の原料に加工し、様々な用途を持った和紙に製品化するまでを地域の人々の暮らしに密着して描くドキュメンタリー。

 今井監督は、「いの町で楮をへぐる(高知の方言で削ぎ取る等の意)90歳の女性たちに出会いました。その手わざや佇まいからは、世代を越えて受け継がれてきた山村の生活技術や文化が見え隠れします。そして手を動かしながら口を動かすことも忘れない彼女たちの体験談は、私たちを魅了します。まるで自分が遠い昔にタイムスリップしてしまったかのように。しかし、そこに現代社会の物差しを当ててみると…、自分を含めた現代人の存在理由が問われているようでなりません。どう記録し、伝えるか。この作品は、監督として大きな挑戦です」と抱負を語っている。撮影は今年1月にクランクインし、2021年3月クランクアップ予定。公開は2021年。

 なお、クラウドファンディングの目標額は500万円。5千円から100万円までのコースを用意している。締切は6月1日。集まった資金は、撮影スタッフ費や交通宿泊費、特殊撮影費、現地交通費にあてられる。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。