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紀里谷監督、新作長編の試験映像制作へCF

【FREE】紀里谷監督、新作長編の試験映像制作へCF

2020年06月11日
 紀里谷和明監督が、制作予定の新作長編『新世界』のパイロット映像を制作するべく、クラウドファンディングを10日から「Makuake」で開始した。

 紀里谷監督が長年企画構想を温めてきた『新世界』は、近未来の東京を舞台に、信長など戦国時代に名を馳せた歴史上の人物たちをモチーフにしたキャラクターが活躍する作品。監督が長年パートナーを組むCGプロダクション「エヌ・デザイン」とともに、新しい映像表現に挑戦する。

 パイロット映像(約90秒)は、今年8月から2~3か月で制作予定。基本的にリモートで制作し、Zoomなどを活用した打ち合わせを公開配信するなど、プロセスを多くの人に見てもらい、参加してもらうことを意識する。

 CFの目標金額は1300万円。8月10日まで受け付ける。監督はCF開始にあたりコメントを発表。映画会社が出資する「ヒットしそう」な作品と、監督が作りたい作品には溝があるとし、「誰が悪いわけでもないのです。要は仕組みに問題があり、それに代わる仕組みが必要だと思うのです」と、CFに着手した理由を綴っている。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。