閲覧中のページ:トップ > 映画ニュース >

『ひとくず』再アンコール、27回目の観客も

【FREE】『ひとくず』再アンコール、27回目の観客も

2021年06月16日
 渋谷プロダクション配給『ひとくず』の再アンコール上映が12日、渋谷ユーロスペースで開始した。当日は主演・監督・脚本の上西雄大、共演の古川藍、徳竹未夏、木下ほうかが登壇した。

 昨年3月12日からユーロスペースで上映が始まったものの、緊急事態宣言で上映中断。その後1年以上かけ、全国56の劇場で上映し、2万人の動員を達成し、ここユーロスペースに凱旋。そんな同作は、児童虐待、育児放棄などの社会問題を真っ向から描いたインディペンデント映画。上西監督は、観た人に、傷ついた子どもだけではなく、虐待をしてしまう大人にも眼を向けてほしいといった願いを込めて撮りあげ、その感動の物語は多くの人の心を掴み、リピーターが続出している。

 『ひとくず』を2度以上観ている人を “追いくずさま” と呼ぶ同作だが、舞台挨拶で上西監督が「追いくずさまはいらっしゃいますか?」と尋ねると、客席のおよそ半数が手を挙げ、10回以上も5人ほど。「14回目」「27回目」という観客も見受けられた。最後に上西監督は、「一人でも多くの方がこの映画を見て、関心に繋がればと思います。まだまだ上映を走らせようと思いますので、口コミの方よろしくお願いいたします」と意気込みを語った。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。