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鳥取の新館「ジグシアター」柴田氏が語る

【FREE】鳥取の新館「ジグシアター」柴田氏が語る

2021年07月27日
 ミニシアター、映画好きのためのオンライン・コミュニティ「ミニシアタークラブ」(主催:ユーロスペース、ウフル)が20日開催され、家族で大阪から鳥取県湯梨浜町に移住し新しいミニシアター「ジグシアター」(桜小学校跡3階)を先ごろオープンさせた柴田修兵氏が参加。ユーロスペースの北條誠人氏と対談した。

 今年2月に移住した柴田氏は、「子供が生まれたことが大きな転機となり、地方での暮らしを模索し始めました。大阪時代からの友人が湯梨浜町でゲストハウスをしていたこともあって、何度も遊びに来ているうちに移住を決めました」ときっかけを語り、映画館をオープンさせた理由について「移住したら何か場所を持ちたいなと思っていたところ、妻が『映画館がいいんじゃない?』と言い出しまして。第七藝術劇場さんやシネ・ヌーヴォさんなどいくつかの映画館にヒアリングをしたら、規模がそんなに大きくなければいけるのではないか、というアドバイスをもらい後押ししてもらいました」と説明した。

 現地の反応も良く、「潜在的に鳥取の方々は、各地にシネマクラブもあって映画好きの方が多い地域だとわかってきました」という。劇場内は、布を敷いて簡易のソファを設置した個性的な空間を演出。今年度は、ひと月に1回ほどのペースで上映をしていく考え。こけら落としの作品として15日から4日間、ホン・サンス監督の『逃げた女』を上映した。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。