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HPS『軍艦少年』披露で軍艦島の撮影を語る

【FREE】HPS『軍艦少年』披露で軍艦島の撮影を語る

2021年11月26日
 ハピネットファントム・スタジオ配給『軍艦少年』の完成披露試写会が23日(火・祝)に千代田区のアキバシアターで開催され、出演の佐藤寛太、加藤雅也、山口まゆ、濱田龍臣、赤井英和、大塚寧々、監督のYuki Saitoが登壇した。「ギャングキング」「セブン☆スター」などのヤンキー漫画のカリスマとして知られる柳内大樹による青春漫画の実写化。長崎・軍艦島が見える街で暮らす、親子の喪失と再生を描く魂の物語。気の荒い主人公・坂本海星役を劇団EXILEの佐藤が演じた。

 世界文化遺産登録後初の映画撮影を敢行した同作。イベントで佐藤は、「いざ上陸してみると、ひと言も喋れないほど圧倒された」とし、「ランドセルが落ちていて、生活の痕跡はあるのに、圧倒的な静けさで…。こんな場所、他にないんじゃないかな」と振り返った。監督も、「このタイトルである以上、別のロケ地で撮影するのは意味がないし、実際の軍艦島を映像に残すことに意義があると思った。長崎の皆さんをはじめ、様々なご協力を得て、ユネスコからの許可を得るまでに、2年かかった」とし、「場所の持っている力、そこにある儚さと再生力に圧倒された。本当にラピュタみたいで。撮影が終わると、僕らスタッフも誰ひとり喋らなくて…」と軍艦島が持つパワーに圧倒された様子で語った。

 12月10日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷他で全国公開。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。