演歌歌手の丘みどりがデビュー20周年記念シングル「夜香蘭(ひやしんす)」(キングレコード)発売日前日の25日、東京・新宿の東急歌舞伎町タワー2F「FIRST STAGE」でリリース記念イベントを開催した。
表題曲「夜香蘭」は、作詩を水木れいじ、作曲を杉本眞人が手がけた新曲。女性の揺れ動く繊細な心の機微を情緒豊かに描いた作品で、力強い響きと歌唱で押してきた今までの演歌・歌謡の流れから、今作では歌の「語り部」に役回りをガラッと変え、フォークミュージックをベースに置いた作品に挑戦している。
同シングルのお祭盤にはカップリング曲として、2024年12月25日にリリースした20周年記念アルバム「JOURNEY」(同)のリード曲「トリドリ夢見鳥 feat.DJ KOO」を収録。DJ KOOを迎えたお祭りソングで、日本盆踊り協会公式タイアップソングに決定している。
この日ファンなど500人が見守る中、丘は「白山雪舞い」「夜香蘭」「鴎宿」「トリドリ夢見鳥 feat.DJ KOO」の4曲を熱唱。「トリドリ夢見鳥 feat.DJ KOO」のステージでは、DJ KOOと日本盆踊り協会のダンサーがゲストとして登場し、丘と一緒に会場を大いに盛り上げた。
20年を振り返り、丘は「振り返ってみると色んなことがありましたが、いまが一番楽しいと思える歌手生活を送れていること、本当に応援して下さっている皆さんに感謝しています」と話し「20周年、節目の年ですので、より一層気合いを入れて1年を通して頑張っていきます」と抱負を語った。
また「トリドリ夢見鳥」について、DJ KOOとのコラボは番組での共演がきっかけで実現したそうで、丘は「歌っていても楽しいし、仕事や育児で疲れた時に聴くと『よし、明日も頑張ろう!』みたいな気持ちになれる」と語り、DJ KOOはダンスミュージックに演歌をあわせた丘の「演歌グルーヴが素晴らしい」と絶賛した。
丘は3月21日(金)から同31日(月)まで大阪・新歌舞伎座で「新歌舞伎座初座長 デビュー20周年記念 丘みどり特別公演」を開催することが決定している。また、7月25日(金)大阪・関西万博の会場(EXPOホール)で、丘が歌唱しKENTO MORIが振付したOSAKA健活10オフィシャルソング「自分史上最高〈G.O.A.T.〉の明日へ」のステージイベントが予定されている。