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ディズニーがWS開催、中学生がオリジナルキャラ創作

【FREE】ディズニーがWS開催、中学生がオリジナルキャラ創作

2025年08月27日
ディズニーが中学生向けにワークショップ開催 ディズニーが中学生向けにワークショップ開催

 ウォルト・ディズニー・ジャパンは、次世代のストーリーテラーの支援・育成を目的としたプログラム「ディズニー・クリエイティブ・ワークショップ 2025」を、公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本とともに実施。福島県・茨城県の5校から28人の中学生が参加した。

 同ワークショップは、「自分や誰かの夢を応援するキャラクターを作ろう」をテーマにオリジナルキャラクターづくりに挑戦するもの。7月18日にオンラインでキックオフが行われ、ディズニーの成田岳エクゼクティブ・ディレクターが「皆さんの生活の中には必ず面白いストーリーが隠れています。最近の喜びや悲しみ、怒りや笑いといった感情を思い出してみてください。そうした感情を誰かに伝えたいという思いこそが、ストーリーテリングの原点です」と語りかけた。さらに、2回にわたるメンタリングセッションでは、ディズニーでクリエイティブに携わる社員が各校に1人ずつ付き、キャラクター創作の進め方やチームでの役割分担、発表の工夫などをレクチャー。生徒たちはアドバイスを受け、夏休み中も繰り返しチームで議論を重ねながら作品を磨き上げた。

 約1か月のワークショップの成果を披露する発表会は、8月21日に東京・虎ノ門の同社オフィスで開催。生徒たちは、オフィスツアーに参加した後、自身で創り上げたオリジナルキャラクターをプレゼン。「過去の失敗や親から反対されるかもしれないという不安で夢を打ち明けられない少年を応援するクマの妖精」や、「頑張りすぎて体調を崩しがちな受験生を励ます5大栄養素」など、自由な発想から生まれた多彩なキャラクターが次々と発表された。アニメーションや音楽、AIを活用した作品、寸劇やコスチュームを取り入れた発表など、工夫を凝らしたプレゼンに、会場からは大きな拍手が送られた。ある生徒は「物語をつくるのは楽しいことだと実感したし、無事に発表を終えられたことで“自分もやればできるんだ”という自信がもてた」と語った。発表後にはディズニー社員とのキャリアトークも行われた。

 ジュニア・アチーブメント日本 代表理事の佐川秀雄氏は、「この夏に得た学びや成長が、参加した皆さんの新しい夢を描くきっかけとなり、それぞれの物語の第一歩につながることを願っています」と締めくくった。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。