戦後歌謡界を代表する作詞家・星野哲郎(故人)の生誕100周年を記念したスペシャルコンサート「令和・歌の祭典 2025~作詞家・星野哲郎生誕100年記念~時代を彩る名曲の数々」が29日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで開催された。
本公演には日本クラウン所属の北島三郎、小林旭、里見浩太朗、水前寺清子、瀬川瑛子、鳥羽一郎、松前ひろ子、三山ひろし、北川大介、川野夏美、瀬口侑希、黒川英二、大江裕、はやぶさ、松尾雄史、津吹みゆ、羽山みずき、一条貫太、二見颯一、田中あいみ、原田波人、木村徹二に、特別ゲストとして参加した大月みやこ、小林幸子の2組を加えた全24組が参加。
本番前に行われた会見では北島が「星野先生には数々の詞を書いてもらって一生懸命歌ってきました。今日は先生のファンの人も大勢いらっしゃいますので、星野先生を思い出しながら皆さんに伝わるような歌を一生懸命歌いたい」とコメント、それに続いて各歌手がそれぞれ意気込みを述べた。
コンサートは2部構成で行われ、オープニングでは出演者全員で故人の代表曲「三百六十五歩のマーチ」を歌唱。その後、北島が「なみだ船」、小林旭が「昔の名前で出ています」、里見が「あゝ人生に涙あり」、水前寺が「涙を抱いた渡り鳥」、鳥羽が「兄弟船」など各々のヒット曲を披露した。
フィナーレでは北島が「星野先生にありがとう。船村(徹)先生にも感謝しています。心からありがとうございました」とあらためて恩師に感謝の言葉を捧げ、出演者全員で「まつり」を合唱。3時間半を超えるステージで観客を楽しませた。