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キング、岡ゆう子ニューシングル「きれいごと」発売

【FREE】キング、岡ゆう子ニューシングル「きれいごと」発売

2025年10月22日
岡ゆう子 岡ゆう子

 演歌歌手の岡ゆう子が、昨年9月の「女の坂道」以来、約1年1カ月ぶりとなるニューシングル「きれいごと」(キングレコード)を10月22日に発売した。

 今作は、恋に揺れる女性の切ない気持ちを歌った表題曲「きれいごと」と、大人の恋模様をコミカルに描いたカップリング曲「まだらの夢」という対照的な2曲を収録。共に、作詩は久仁京介氏、作曲は四方章人氏。岡自身がかねて熱望していたという両氏への依頼が実現した作品で、デビュー46年目を迎えた岡の新たな魅力が詰まった1枚となっている。

○主人公なりきって歌うと可愛い女性に変われる

 表題曲「きれいごと」は、王道の演歌のメロディに乗せて、恋に迷いながら生きる女心を歌った作品で、歌詞には「逢えば弁天 別れりゃ夜叉に」と、主人公の心情を象徴する印象的なフレーズが登場する。

 岡は「(思いを寄せる男性に対して)『この野郎』と思いたいけど、女性はそのことを一切言わない。それでも愛しているから、という葛藤が伝わってくる歌です」とこの曲の世界観を解説。「主人公になりきって歌うと、とても可愛い女性に変われる歌。恋心がよみがえってくる。カラオケが好きな皆さんが歌っても、素敵な女性に変われると思います」と魅力をアピールする。

○カップリング曲は手拍子必須の宴会ソング

 カップリング曲の「まだらの夢」は、手拍子必須の宴会ソング。表題曲とは打って変わって「思いっきり楽しい歌」と岡は語る。コミカルな歌詞で大人の恋を描いており「『ちょいとね』というかけ声が印象的で、手拍子しながら歌ったら楽しい、これからのシーズンにぴったりの曲ですので、皆さんに喜んでいただけると思います」。

○プロと同じレコーディング体験をプレゼント

 今作では、購入者を対象とした特典企画として「体験レコーディングイベント」が用意されている。商品に封入されている応募券とあわせて、「きれいごと」「まだらの夢」どちらか1曲フルコーラスを自身の声で録音したCD‐Rまたはカセットを送り応募した人の中から、審査を経て選出された10名が、プロと同じ環境のレコーディングを体験できるというもの。2026年3月8日(日)東京・文京区のキング関口台スタジオで開催される予定で「カラオケ大会とはまた違う、歌の好きな人には刺激的で喜んでいただけるイベントになると思います」。

○力や癒しとなるような歌を歌っていきたい

 デビュー46年目を迎え、今なお精力的に活動する岡だが、その活力の源の一つが多彩な趣味だ。コロナ禍をきっかけにミシンを購入し、今では自分の洋服を作るほどの腕前に。他にも卓球、ケーキ作り、書道など興味のあることは「色々やってみたくなるんです」と笑う。

 これまで全国各地の市町村から依頼され400曲以上のご当地ソングを歌ってきたことから“歌う日本地図”の異名を持つ。06年の「高千穂峡」(宮崎県)で全国制覇を果たして以降も続き、昨年は復興応援歌「能登の明かり」(石川県)を歌唱した。「振り返るとあっという間の45年でした。歌が大好きだからというのもありますし、皆さんの応援をいただいて歌い続けてこられたことに感謝しています。これからも皆さんの力や癒しとなるような歌を歌っていきたいと思っています」。

 11月2日(日)東京・マリーグラン赤坂で新曲発売記念スペシャルランチショーを開催する。また、11月26日(水)東京・なかのZERO小ホールで開催される「東京演歌ライブなかのVol.247 キング霜月‐星の入東風‐」に出演予定。他に千葉一夫、岩出和也、椎名佐千子、ミスタートロットジャパンTOP5が出演する。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。