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シネブリッジ調査、Z世代が冬に観たい映画ランキング

【FREE】シネブリッジ調査、Z世代が冬に観たい映画ランキング

2025年10月22日
 シネブリッジは、テスティー(本社:東京都渋谷区/代表取締役:服部峻介)と共同で、12~24歳の男女1200人(中学生400人、高校生400人、大学生400人)を対象に、「この冬観たい映画」に関するアンケート調査を実施(調査期間9月5~22日、アプリ「Powl」で調査)。その結果を20日発表した。

 Z世代がこの冬映画館で観たい映画の1位は『ズートピア2』(24・6%)が獲得。2位には『秒速5センチメートル』(18・6%)が入り、この2作品が圧倒的なシェアを誇る。

 3位には同率で『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』と『アイカツ!×プリパラ THE MOVIE‐出会いのキセキ!‐』(両作とも5・6%)がランクイン。以下、5位『ストロベリームーン 余命半年の恋』(4・9%)、6位『映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ』(4・8%)、7位『恋に至る病』(3・1%)、8位『果てしなきスカーレット』(3・0%)、9位『君の顔では泣けない』(2・8%)、10位『映画ラストマン ‐FIRST LOVE‐』と続く。

 なお、同社は夏にも同様の調査(本紙6月13日付掲載)を行っており、その答え合わせも今回行った。

 夏に観たい映画1位に入っていた『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』は、鑑賞実績でも1位を獲得した。「観たい」の割合は22・2%だったが、実際に「鑑賞した」割合は34・6%と12・4ptも上振れした。観たいランキング2位だった『8番出口』も、鑑賞実績で2位を獲得(観たい18・2%→観た8・4%)。観たいランキング4位だった『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』は、鑑賞実績では3位にランクアップした(観たい8・2%→観た6・5%)。

 また、「観たい」割合を「観た」割合が上回ったのは、前出の『鬼滅の刃』のほかに、『近畿地方のある場所について』(3・4%→5・1%)、『事故物件ゾク 恐い間取り』(3・3%→4・4%)、『スーパーマン』(1・8%→2・2%)が挙げられる。

 なお、映画鑑賞後の行動として、「SNSやWEBなどで感想や考察を検索した」と答えた人の割合が高かったのは、『近畿地方』の21・3%だった(2位は『8番出口』の13・9%、3位は『TOKYO MER』の10・3%)。「SNSに感想などを投稿した」と答えた人の割合が高かったのも『近畿地方』で、14・8%だった(2位は同率で『TOKYO MER』と『リロ&スティッチ』の10・2%)。『近畿地方』が鑑賞意向から鑑賞実績の数字を大きく伸ばした結果が示す通り、若年層の映画鑑賞行動は、公開後のSNSでの評価や口コミの広がりによって大きく左右されていることが推測される。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。