【FREE】K2P『ルックバック』、ヴェネチアでワールドプレミア
2026年09月09日
K2 Pictures配給『ルックバック』(9月11日公開)は、第83回ヴェネチア国際映画祭で現地時間7日に公式会見が行われ、是枝裕和監督、出演の出口夏希と蒔田彩珠をはじめ、キャストの七瀬ふうり、岡田六花、小出大樹プロデューサーが出席した。
藤本タツキによる原作漫画との出会いについて質問された監督は、出版されてすぐの、当時コロナ禍だった2021年頃に読んだとし、「自分が関わっている映画が、世界が非常事態に陥った時に、どんな意味があるのか、価値があるのかを考えざるを得なくなった時に、この作品と出会って、覚悟を問われたような、背中を押されたような、もう一度映画を作ってみようという強い気持ちが自分の中に蘇ってくるような、そんな出会いでした」と説明。藤本に会ってお礼を伝えたという監督は「お礼を形にするのであれば、自分は監督なので映画にしようという流れに自然になりました」と実写映画化の経緯を語った。映画制作の思い出については、小出Pが「僕が心がけたところは、日本の映画作りのお金の集め方や、ファイナンス、ディストリビューションのあり方を、もう一度捉え直して作りたいなと思って」と説明。東映を退社し、是枝監督に企画を提案したところから自身の映画作りが始まったと振り返り、「日本の映画(業界)の働き方や、賃金がフェアになるのかということが、どうやればもっと良くなるんだろうかというところを、是枝監督とディスカッションしながら」考えてきたと明かした。
同日にはワールドプレミアとなる公式上映が行われ、上映終了後は約1000人もの観客が12分を超える熱狂的なスタンディングオベーションで監督とキャストを包んだ。監督は「お客さんが微動だにしない100分という、素晴らしい上映だった」と振り返った。
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