閲覧中のページ:トップ > 映画ニュース >

「ゴースト~」、松嶋ら製作報告

【FREE】「ゴースト~」、松嶋ら製作報告

2010年08月04日
 パラマウント ピクチャーズ ジャパン、松竹配給「ゴースト もういちど抱きしめたい」(製作:2010「ゴースト」製作委員会)の製作報告記者会見が3日午後、グランドハイアット東京で行われ、岡崎市朗パラマウント ピクチャーズ ジャパン代表取締役 日本代表、一瀬隆重プロデューサー、大谷太郎監督、主演の松嶋菜々子、ソン・スンホンが出席した。

 本作は、米映画「ゴースト ニューヨークの幻」をベースに、その舞台を日本へ移した“アジア版”の「ゴースト」。ある夜、会社を経営する星野七海は、陶芸家を目指す韓国人青年のキム・ジュノと出会う。2人は恋に落ちるが、やがて七海はある事件に巻き込まれ命を落とす。男が命を落とす米国版とは反対の設定となり、より女性寄りの視点で物語は描かれる。

 七海を松嶋、ジュノをスンホン、米国版でウーピー・ゴールドバーグが演じた霊媒師役を樹木希林が演じる他、鈴木砂羽、橋本さとし、宮川大輔、黒沢かずこ(森三中)、松金よね子、樋田慶子、波岡一喜、嶋田久作、温水洋一が出演。脚本は佐藤嗣麻子と中園ミホ、撮影は石坂拓郎、音楽は大島ミチル、美術は矢内京子、美術アドバイザーは種田陽平。

 撮影は6月19日イン、東宝スタジオなどで撮影し、7月30日にアップ。初号完成予定は10月上旬、11月13日より全国公開される。

▼岡崎市朗代表 本作はパラマウントにとって初めてのローカルプロダクション。日本は勿論、アジア、そして世界へ向けて感動を届けて、多くの人に愛される作品にしたい。

▼一瀬隆重P 4年前、ロスのパラマウントスタジオで日本映画を作りたいと聞いた時、自分が大好きな「ゴースト ニューヨークの幻」を提案した。オリジナルの何を残し、何を変えるのか、また主演2人を誰にするのか、大変苦しんだが、その間に日本テレビ、松竹、CJエンタテインメントの参加が決まり、パラマウント ピクチャーズ ジャパンが生まれ、このほど撮影も無事終えることができた。

▼大谷太郎監督 2人が見つめ合う姿を大事にした。言葉の通じない2人にとって、見つめ合うのは愛情の表現。そして、死後の七海がジュノを見つめても、それが相手に届かない悲しさにつながる。

▼松嶋菜々子 準備稿から読み始め、内容や役についてプロデューサーには意見も言わせてもらった。オリジナルに負けないアジア版を作り上げようと力を注いだ。

▼ソン・スンホン 出演オファーは嬉しかったが、日本の俳優やスタッフと上手く仕事ができるのかと悩んだ。でも、この機会を逃すと後悔すると思い出演を決めた。人と心を通わすのに、言葉が絶対ではないと知った。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。