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「東京島」、一夜限りの〈東京島〉出現

【FREE】「東京島」、一夜限りの〈東京島〉出現

2010年08月05日
 ギャガ配給「東京島」(製作:ユーズフィルム+ゼネラル・エンタテイメント+ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント+融合事務所+Yahoo!JAPAN/企画・制作プロダクション:ゼネラル・エンタテイメント+ユーズフィルム)の完成披露試写会イベントが3日、東京の恵比寿ガーデンプレイス センター広場で開催され、篠崎誠監督、主演の木村多江に加え、共演の窪塚洋介、福士誠治、鶴見辰吾、柄本佑、木村了、染谷将太ほか11名が登壇した。

 本作は、直木賞作家・桐野夏生の同名ベストセラー小説(新潮社刊)を、「おかえり」(95年)、「忘れられぬ人々」(00年)などの篠崎監督が映画化した“孤島サバイバル・エンタテインメント”(129分)。無人島に漂着した23人の男と、ひとりの女の欲を剥き出しに生にしがみつく様を描く。脚本は相沢友子。

 逆ハーレム状態の島の主人公・清子を「ぐるりのこと。」で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した木村多江、清子の“天敵”ワタナベを窪塚、3番目の夫GMを福士が演じた他、若手俳優が多数出演した。また、エルメスの“カレ”(スカーフ)が日本映画に特別協力したのも話題となっている。8月28日(土)よりシネスイッチ銀座他にて全国公開。

 作品に合わせ、会場には一夜限りの〈東京島〉が出現。試写会前のイベントでは、男性陣が作った花道を通って木村多江が登場。ステージでは、篠崎監督を呼び込んで挨拶とトークセッションを行い、事前にWEBで募集した質問にも答えた。また、木村多江が監督・共演者にスタミナ料理を振舞う“暑気払い”のドッキリを敢行。料理がヘビだと明かされると男性陣一同様々なリアクションをとり盛り上がった。そして最後に、巨大ヤシの実のくす玉をバックにフォトセッションを行い、くす玉を割ってヒットを祈願した。

▼木村多江 映画は、原作とはちょっと違い、ポップでユーモアがあり、無国籍な不思議な作品です。自分の中の“自由”を見つけて欲しいですね。

▼篠崎監督 スタッフ・キャスト全員が、2ヵ月近く同じ釜の飯を食べて撮った作品。現場は非常に楽しく出来たので、それが画面から伝わって欲しい。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。