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「Love&Eros cinema~」会見

【FREE】「Love&Eros cinema~」会見

2010年08月11日
 ラブとエロスをテーマに6人の監督が競い合う「Love & Eros Cinema Collection」の製作発表記者会見が10日、東京・神宮前のデザインフェスタ・EAST301号室で行われ、主演の鈴木砂羽、島田陽子、監督の内田春菊、瀬々敬久、石川均、いまおかしんじ、児玉宜久、伊藤一平が出席した。

 本コレクションは、ラブとエロスをフューチャーし、まったく新しい性愛の可能性を探る、ロマンティックでちょっと刺激的な恋愛映画の祭典。このプロジェクトに名乗りを上げたのは、女性らしさを魅力的に引き出すデザインで知られるアパレルメーカーのSISLEY(シスレー)で、本作に衣裳協力している。制作はエロス・シネマのエキスパートであるレジェンド・ピクチャーズが担当し、常にエッジの効いた作品を送り出し続ける東京テアトルが上映劇場としてサポートする。

 全6本の監督には、現代日本カルチャーのエロスを支える6人の男女が集結。漫画やピンク映画、Vシネマなど、それぞれのフィールドで培ってきた経験とセンスを生かして、独自のラブストーリーに挑戦する。内田監督「お前の母ちゃん BITCH!」、石川監督「紙の力士」、瀬々監督「モザイクな愛」(仮題)、いまおか監督「島田陽子に逢いたい」、伊藤監督「サマーキャンプ」、そして、6本目の児玉監督作品は今後発表予定となっている。各70分予定。

 9月25日(土)から11月5日(金)までテアトル新宿で6週連続レイトショー公開されるが、公開中に作品対抗の観客動員レースを実施。各作品の上映期間はそれぞれ一週間で、6本中もっとも多くの観客を動員した作品の監督には、賞金100万円が贈られる。また、1位に選ばれた作品に投票した観客の中から、抽選で撮影に使われたSISLEYの衣裳をプレゼント。その他にも観客賞、テアトル賞などの各賞も用意されている。表彰式は最終日の上映終了後に行われる予定。配給はレジェンド・ピクチャーズ。宣伝はアルゴ・ピクチャーズ。

 瀬々監督は「ピンク映画で劇場映画デビューしたので、エロス映画には強い思い入れがある。伊藤監督(30歳)は、上のヤツらを打ち負かそうという思いだと思うので、受けて立ちたい。また、新しい実験の場でもあると思うので、今までにないことをやって盛り上げていきたい」と意気込みを語り、内田監督は「(主演の)砂羽ちゃんが人妻役に入り込んでくれて思っていた以上のことを見せてくれたので楽しくやれた」とし、鈴木は「エッチでカワイイ作品が出来た」と自信をのぞかせた。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。