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「白夜行」、掘北真希ら挨拶

【FREE】「白夜行」、掘北真希ら挨拶

2010年10月29日
「白夜行」舞台挨拶.jpg ギャガ配給「白夜行」(製作:WOWOW+ギャガ+ポニーキャニオン+トイズファクトリー+ホリプロ+イメージフィールド+集英社+朝日新聞社/制作:ホリプロ)が、第23回東京国際映画祭に特別招待作品として出品され、オープニングのグリーンカーペット(23日)や特別招待上映(25日)のステージに、出演の堀北真希、高良健吾、船越英一郎、深川栄洋監督が登壇した。(写真は、左より船越、堀北、高良、深川監督)

 本作は、東野圭吾原作で累計約200万部を売り上げた同名長編ミステリー(集英社刊)を映画化したもの。グリーンカーペットで堀北は黒色のシックなドレスで登場。時折高良に話しかけ笑い合うなど、仲むつまじい雰囲気で、約3200人の沿道の観客に手を振って応えた。25日にはTOHOシネマズ六本木ヒルズで舞台挨拶を行い、堀北、高良、船越、深川監督が登壇し、一般の観客に初のお披露目となった。

▼堀北真希 (演じた)雪穂は一見、好感が持てる、悪いことをしない悪い人なので、どうやって近づいたらいいか悩みましたが、挑戦だと思って頑張り、とても素晴らしい映画になりました。人が普通は目を背けるような暗い・汚い部分と、私たちキャストとスタッフ皆が向き合ったので、人ごとと思わずに観て頂けたらと思います。

▼高良健吾 観て安心する映画もあるべきで、自分も好きだけど、観て打ちのめされて傷つくような映画もあっていいと思います。自由に観て、自由に感じて家に持って帰ってもらえたら嬉しい。撮影中は本当に満たされなくてきつかった。騙す時は相手も自分も観る人も騙そうとして演じるので、人として死んでなきゃいけないと思っていたのを、監督に『人間として悩もう』といわれて、本当にきつかったけど、これだけきつかったんだから次の現場は必ず乗り越えられるかなと思います。

▼深川監督 映画を撮っている時は、お客様が観る瞬間を夢見て撮っています。2時間半後にその表情がどう変化するのか考えると緊張する。どんなことを感じたか、胸に手を当てて考えて欲しい。色々な人がこの作品を手掛けた中で、自分はどう挑戦しようかと思った時に、船越さんがおっしゃったように、自分の視点を(船越が演じた)笹垣の眼差しとして描くことで、新しい切り口を表現しました。

 他に、姜暢雄、緑友利恵、粟田麗、今井悠貴、福本史織、斎藤歩、中村久美、田中哲司、戸田恵子が出演している。脚本は深川監督、入江信吾、山本あかり。音楽は平井真美子。2011年1月29日(土)より全国ロードショー。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。