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「SOMEWHERE」、コッポラ来日会見

【FREE】「SOMEWHERE」、コッポラ来日会見

2011年01月21日
 4月2日(土)より新宿ピカデリー他で公開される東北新社配給「SOMEWHERE」のソフィア・コッポラ監督と主演のスティーヴン・ドーフの来日記者会見が、19日午後港区六本木のザ・リッツ・カールトン東京で行われた。

 作品は、昨年秋開催の第67回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞作。舞台はハリウッド伝説のホテル“シャトー・マーモント”。すさんだセレブ生活を送る俳優の父と、ティーンエイジャーになる一歩手前の娘の2人を主人公に描くハートフルなヒューマンドラマ。

▽ソフィア・コッポラ監督 前作の「マリー・アントワネット」を撮影中にカリフォルニアとそこに住んでいたことがどんどん頭に浮かんで来ました。さらにこの作品の舞台であるホテル“シャトー・マーモント”が思い出されて、その後にジョニー・マルコ(スティーヴン・ドーフ)のキャラクターも頭に浮かび脚本を書きはじめたわけですが、今回初めて男性の視点から映画を撮ってみたいと思いました。「マリー~」とはがらりと変わりまして、男性からの視点ということを考えまして、今回の映画を作りました。

▽スティーヴン・ドーフ 初めてこの脚本を読んだ時は、ストーリーが本当に素晴らしくて、こんなキャラクターをいままで演じたことがないと思いました。このキャラクターを演じきり、ソフィアとともに作ることができたこの作品をとても誇らしく思います。ハリウッドでは近年めずらしいキャラクターに重きをおいた作品だと思いますし、非常に深い部分のキャラクターをソフィアとともに時間をかけて、そういう場を与えられ作りあげることができたことが、僕にとっては贈りもののようなそんな作品であり、自分にとっては間違いなく一つの新しいチャレンジでした。いま全ておえて本当にハッピーです。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。