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日韓合作映画「海峡をつなぐ光~」特別試写会

【FREE】日韓合作映画「海峡をつなぐ光~」特別試写会

2011年04月27日
 4月21日に日韓合作ドキュメンタリー映画「海峡をつなぐ光~玉虫と少女と日韓歴史ロマン~」の特別試写会が、東京・四谷の中日韓国大使館 韓国文化院にて行われた。

 本作は、玉虫の翅が美しく施された「歴史的文化美術品」を現代の日本と韓国で復刻させるという壮大なプロジェクトを追ったドキュメンタリー作品。舞台挨拶には、本作のメインナビゲーターを務めた入矢麻衣、乾弘明監督、そして益田祐美子プロデューサーらが登壇し、それぞれの想いを語った。東京韓国学校の児童も壇上で感想を述べ、観客の笑いと感動を誘う、盛り沢山のイベントとなった。公開は、6月25日(土)~東京:ヒューマントラストシネマ有楽町、名古屋:名演小劇場、7月2日(土)~大阪:シネ・リーブル梅田、7月9日(土)~福岡:ソラリアシネマ、順次~京都:京都シネマ他。配給は海峡をつなぐ光製作委員会。配給協力は東京テアトル。

乾弘明監督 いま中国がまた大きな力を持ち、日本と韓国ふたつの国はどうして行けばいいのかと考える中で、国境が曖昧になったり、文化が溶け合うグローバル化の時代で、それぞれの国の原点、そして未来をもう一度見つめ直す時期が来たのかなという事を考えながらこの作品をまとめてみた。

益田P 国家がある限り、我々は政治的にも宗教的にも経済的にも対立するが、文化には垣根はない。それを映像にして次の世代に残そうという想いを込めて完成に至った。単に映画を観てもらうのではなく、映画を観た後に何を感じ、何を民意で国家に訴えていくのかを、シンポジウムを持ってみなさんと共に提言していきたいと思う。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。