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「星守る犬」、西田敏行ら完成披露会見

【FREE】「星守る犬」、西田敏行ら完成披露会見

2011年05月11日
「星守る犬」完成披露記者会見 「星守る犬」完成披露記者会見

 東宝配給「星守る犬」の完成披露記者会見と舞台挨拶付試写会が9日、東京国際フォーラムで行われ、キャストの西田敏行、玉山鉄二、川島海荷、中村獅童、岸本加世子、藤竜也、原作者の村上たかし、瀧本智行監督が登壇した。(写真は、左より瀧本監督、藤、岸本、西田、玉山、川島、中村、村上)

 本作は、「泣けた本ランキング」第1位、「読者が選ぶプラチナ本」第1位をダブル受賞した、村上たかし原作の同名コミック(双葉社刊『漫画アクション』連載)を実写映画化した感動作。脚本は橋本裕志。音楽は稲本響。主題歌は平井堅の「夢のむこうで」(DefSTAR RECORDS)。他に、余貴美子、温水洋一、濱田マリ、塩見三省、三浦友和が出演している。

 名もなき男と犬の旅路を通じて、人生の夢と挫折、老いと孤独、不況、リストラ、熟年離婚、無縁社会など、現代の孕む問題に鋭く切り込みながらも、誰かと触れ合い、温もりと勇気を得て生きていく “人間のたくましさ” 、そして人と動物の間に育まれた家族愛を描く新たなロードムービー(128分)。

 製作は東宝、電通、KDDI、双葉社、Yahoo!JAPAN、ソニー・ミュージックエンタテインメント、日本出版販売。制作プロダクションは東宝 映画企画部。6月11日(土)より全国東宝系で公開。なお、撮影地の北海道・名寄市で6月7日(火)、西田と玉山が参加しての映画公開記念セレモニーイベントが開催される。

▼西田敏行 昨年の夏から冬にかけて撮影し、原作の素晴らしさと、映画化するという熱い思いが伝わった素晴らしい作品になりました。東日本大震災前の東北地方の美しい景色や、協力してくれた各地元の方々の姿が記録されているので、思いも一入です。まさかこんなことになるとは思いもよらず、この作品の持つ意味を被災者の方々にも感じてもらい、復興に向けて頑張っている中で、ちょっとこの映画にかこつけて “泣いて” 、次へステップアップして欲しい。日本はこれからどういう方向へ行くのか、いろんなものを失った分、震災前に失ったものを取り戻そうとしている自分もいます。何が大事か、素直な感情で感じてもらえたらと思う。

▼瀧本監督 準備段階から、東京から北海道まで計4回、ひたすら車で走りました。撮影そのものが旅で、スタッフ、キャストと旅した記憶が蘇ってきます。みんなの力で素敵な作品が出来ました。被災された方々への思いはまだ言葉になりません。

▼村上たかし
 原作者なのでまさか泣くことはないと思っていたのですが、号泣していました。これが映像の力なんだと感謝しています。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。