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「第64回カンヌ国際映画祭2011」レポート(2)

【FREE】「第64回カンヌ国際映画祭2011」レポート(2)

2011年05月17日
依田巽チェアマン 依田巽チェアマン

【カンヌ5月13日=映画ライター・岡田光由】

 映画祭3日目の5月13日。カンヌの名門マジェスティックホテルで「ARIGATO NIGHT」が夜10時から開かれた。

 これは東日本大震災で被害に遭われた日本の人たちへの支援や励ましの言葉をかけてくれた世界の映画人に感謝すると共に、海外の人たちに日本の現状を正しく伝え、さらに支援活動を呼びかけようと東京国際映画祭が開催したもの。会場には世界20か国から映画プロデューサーをはじめ、映画の売買を行なうセラーやバイヤーたち、さらにジャーナリストたち約300人が集まった。その中には、今回のコンペティション部門にエントリーされた「一命」のプロデューサー、ジェレミー・トーマスの姿もあった。

 東京映画祭の依田巽チェアマン自ら入り口で出迎え、パーティ半ばでは「東日本大震災以来、皆さまからお寄せいただいた熱いサポートに感謝します。このような時だからこそ、“映画の力”“エンターテインメントの力”が大切。第24回東京国際映画祭はこの秋、予定通り開催します。皆さまの一人でも多くの参加をお願いすると共に、一緒に“映画の力”を発揮し、より素晴らしい映画を少しでも多く紹介して、ぜひ日本を元気にしていきたい」と力強くあいさつした。

 パーティ会場内には義援金箱が設置され、募金をした人には、ARIGATOとマークされたグリーンのリストバンドが配布された。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。