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「~山本五十六」、役所らアップ会見

【FREE】「~山本五十六」、役所らアップ会見

2011年07月20日
「聯合艦隊司令長官 山本五十六」クランクアップ会見 「聯合艦隊司令長官 山本五十六」クランクアップ会見

 2012年東映正月映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六」(配給:東映/制作プロダクション:デスティニー)のクランクアップ会見が18日、ホテルニューオータニで行われ、成島出監督、主演の役所広司ら豪華キャスト14名が出席した。

 40万人の将兵を預かる聯合艦隊司令長官の身にありながら、命を賭して戦争に反対した山本五十六。彼が、何故自ら真珠湾攻撃を指揮し、太平洋戦争開戦の火蓋を切って落とさなければならなかったのか。その謎を、開戦から70年の節目を迎えた今年末に公開される本作で解き明かす。昨年11月より制作を開始。今年5月15日にクランクインし、7月14日にアップした。東京都と8県の17か所でロケを敢行。呉・江田島では海上自衛隊の全面協力の下で撮影を行った。

 製作委員会は、バンダイビジュアル、東映、木下グループ、ワタナベエンターテイメント、東映ビデオ、テレビ朝日など計23社。12月23日(金・祝)全国ロードショー。

 会見では、はじめに東映の遠藤茂行執行役員 企画調整部長が挨拶し、「3年前、小滝プロデューサーから、膨大な資料をもとにこの作品を映画化したいと申し出があり、やるならば開戦から70年にあたる今年の12月8日までに間に合わせたい、という話から企画が動き出した。今、日本映画で考えうる理想的なキャスティングが構築できた」と説明。続いて、デスティニーの小滝祥平プロデューサーが「(企画を立ち上げた)キッカケは、作家の半藤一利さんの著作。昭和の激動の時代を生きた人たちがビビッドに描かれる作品の中で、特に山本五十六に一番強く惹かれた」と語った。2氏のコメント後、五十六が乗船した戦艦「長門」の艦橋の一部を約2分の1スケールで描いたパネルをバックに、成島監督、役所、玉木宏、柄本明、柳葉敏郎、吉田栄作、椎名桔平、中村育二、五十嵐隼人、伊武雅刀、香川照之、原田美枝子、瀬戸朝香、宮本信子、田中麗奈が登壇し、クランクアップ後の感想をそれぞれ語った。

▼成島出監督の話 素晴らしいキャスト、スタッフと一緒に仕事ができて幸せ。監督にとってこれ以上ない毎日だった。皆さんの熱い想いをしっかりフィルムに収めたいと思いながら2ヵ月間撮影していた。

▼役所広司の話 監督はじめスタッフに助けられ、キャストからエネルギーを頂いた。「この国を守るんだ」という気持ちを全てのシーンに心掛けながら演じた。

(写真は、後列左より中村、瀬戸、五十嵐、中段左より田中、原田、吉田、椎名、前列左より成島監督、香川、宮本、玉木、役所、柄本、柳葉、伊武)

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。