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【トピックス】新技術活用の斬新ペンライト

【FREE】【トピックス】新技術活用の斬新ペンライト

2012年11月21日
新型ペンライトを開発した(株)アイ・シー・ティーの(左から)角田氏、町井氏、松澤氏 新型ペンライトを開発した(株)アイ・シー・ティーの(左から)角田氏、町井氏、松澤氏

 10月に行われた東京レコード商組合(日本レコード商業組合東京支部)主催の演歌歌謡イベント「第8回大江戸うた祭り」の会場で、ひと際目立つペンライトがあった。(株)アイ・シー・ティー(以下、ICT=東京都文京区千石、代表取締役社長:明堂仁)が開発、このほど発売したペンライト『コンサートメッセンジャー』。音楽イベントでは、大江戸うた祭りで初めて売り出され、好評だった。

 このペンライトは、点灯した状態で左右に振ると、残像現象により、事前に登録したメッセージを空中に光の文字で表示できる。LEDを使った同様タイプは過去にもあったが、音楽の多様なテンポに合わせ空中に綺麗に文字を描くのは難しかった。それを独自に開発した仕組み(特許公開中)で克服。どんなスピードでも一定のリズムで振れば、必ず扇の中央に綺麗に文字が表示されるようにした。ICTの角田匠氏は「極端なテンポでない限り、どんな楽曲にも合わせて振って楽しめます」。単純なペンライトの機能も兼ね備え、様々な用途で使用できる。

 空中に表示するメッセージは事前に5つ迄登録できる。この内容が都度変更可能なのも特徴。入出力は商品に設けられたUSB端子からの他、Bluetooth等への対応(特許公開中)も検討中。現在は編集ソフトが一般公開されておらず、ICT側がイベント主催者らの要望に応じメッセージを登録しているが、将来的にスマートフォン等で誰でも自由にメッセージを編集できる形を見据える。

コンサートメッセンジャー.jpg LEDの種類にもこだわり、空中に描写された文字は遠くからでもはっきり視認できる。商品本体は全長約220㎜、重さ約65gとコンパクト。単4電池2本で繰り返し使うことが可能。開発に2年半を要した、ICTの自信作だ。

 ICTは90年創業。これまで様々な方面のシステム開発、運用を手がけてきた。コンサート関連システム開発でも多数実績があり、現場を視察する中、より良いペンライトの需要を感じ、まったくの新規事業として市場に参入した。

 松澤元取締役は「様々なアーティストさんの応援グッズとして広くご利用いただければ。まずは現物を見て頂きたい。オリジナル仕様など、個別相談にも何なりと対応出来る体制を整え、24時間体制で問い合わせをお待ちしています」。

▼問い合わせ先=ソリューション本部ソリューション事業部BPO部(電話:03‐6912‐2921/080‐3300‐1256 担当:町井孝行

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。