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ファンモン、地元で最後の卒業生応援ライブ

【FREE】ファンモン、地元で最後の卒業生応援ライブ

2013年03月13日
ファンモン、地元で最後の卒業生応援ライブ ファンモン、地元で最後の卒業生応援ライブ

 3人組ヒップホップユニット、FUNKY MONKEY BABYSが8日、最後の“卒業生応援ライブ”を行った。

 6月の解散を発表しており、メジャーデビュー翌年の07年から毎年各地の学校で行ってきた同ライブも最後。開催校は、全国2435通1713校の応募の中から、地元の東京・八王子にある都立翔陽高等学校を選んだ。

 同校は、05年に2校が統合し新設。応募者メッセージで、メンバー・ファンキー加藤の高校時代の恩師が勤めていることがわかり、統合校のひとつがDJケミカルの母校というのも決め手になった。卒業生応援ライブで初めて地元を訪れた。

 マスコミも入れない完全シークレットライブ。卒業式後、体育館に呼び戻された生徒たちの前に、「八王子音頭」をリメイクした人気曲「太陽おどり~新八王子音頭~」に合わせ、ファンモンの3人が現れると、騒然、大歓声。

 DJケミカルは「みなさんどーも!おめでとう!がんばれよー!しがらみなどなーい!つき進めー!いけー!」、モン吉は「みなさん卒業おめでとうございます。想像は無限大なので思った通りに行動して下さい!」。

 ファンキー加藤は、「心境はみんなとすごく似ていると思う」「みんなと同じで俺達3人も苦しい事、悲しかった事たくさんあったけど、時間が過ぎれば、笑い話になるくらいどれも素敵な想い出で」と、ファンモン自身の卒業に触れた。

 結成10年の経験をもとに、「夢とか目標は全員が全員、必ずしも叶わないかもしれない。それでも頑張ってきた日々っていうのは絶対に自分自身の力になっていく。これは、俺達自身もたくさんの失敗から学べた事です。大切なのはとにかく“あきらめない事”“自分自身に負けない事”この2つだけだと思います。共にこれから頑張っていきましょう!」と鼓舞した。

 ヒット曲「あとひとつ」などに続き、最後にさらなるサプライズ。テレビや、開催中の全国アリーナツアーでも披露していなかった、ラストシングル「ありがとう」(2月27日発売=ドリーミュージック・)を初披露。「隣の友達のことを想って聴いて。手拍子もいらないから、みんな手を繋いで」と呼びかけると、生徒たちは手を繋ぎ、肩を組み、涙と笑顔があふれた。

 「ありがとう」も収録した3枚組39曲入りベストアルバム「ファンキーモンキーベイビーズLAST BEST」(3月27日発売=ドリーミュージック・)を経て、6月1日、2日の東京ドームライブをもって、ファンモンは解散する。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。