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放送界、3月第5週(27日~2日)の動き

【FREE】放送界、3月第5週(27日~2日)の動き

2006年04月04日
 春爛漫の季節、新年度で「新入社員」を迎え活気溢れるスタートに期待する。放送界は携帯機器向けの地デジ「ワンセグ」の本放送を開始、いつでもどこでもテレビが見られる時代に入った。懸案の「第二東京タワー」建設が本決まり、「巨人戦ナイター」の開幕で、昨年実績を上回る視聴率の発進となったが、不安材料も見え隠れしている。

〈27日〉
 日テレ社長会見で「ワンセグ」普及は08年に携帯電話の3分の1程度を予測。博報堂と東北新社が新しい広告キャンペーン会社「博報堂ケトル」の設立を発表。音楽チャンネル「MTV」の視聴可能世帯数が3月まで5番目の600万世帯を突破。

〈28日〉
 第8回「竹中懇」は全体的なディスカッションに、次回は4月11日で5月中に報告書。テレ朝社長会見ではもっと大きな枠組で議論して欲しいと「竹中懇」に対する見解。BRCは関テレ「たかじん胸がいっぱい」にプライバシー侵害があったと発表。ジュピターTV社長会見で過去最高の05年度業績と06年度の売上1千億円突破を目指す。TV大阪が放送と通信が連携する新ビジネスモデルの新会社「テレビ・プラス」立ち上げ。FM東京が全放送時間の60%超える番組のリニューアルを発表。NHKの番組制作費詐取事件の磯野克巳被告に懲役5年の判決。

〈29日〉
 民放連次期会長の広瀬道貞氏が会見で「私の役割は放送のデジタル化を順調に進めること」。TBS社長会見でマス排について経営の選択肢を広げる緩和は必要であるという見解。同局は楽天との協議期間を6月まで延長を発表し、グループ企業「横浜ベイスターズ」の特損計上で05年度業績の下方修正、株主優待では人気番組の「番組見学」を新設。衛星放送協が06年度の経営方針に「1000万達成キャンペーン」の実施とCS広告費目標を11年度に500億円。

〈30日〉
 テレ東社長会見で映像手法問題で謝罪し今のところ健康被害の報告はない。CSキッズステーションの視聴可能世帯数が初めて700万を突破したと発表。博報堂、サイバーA、博報堂DYMPの3社がIネットマーケ会社「シー・エー・エイチ」設立。博報堂はIMJと資本・業務提携し得意先企業のホームページ事業を強化。テレ朝がマスコミと制作現場の懇親会「春の記者懇」を開催。

〈31日〉
 フジ社長会見でライブドア株で発生した損害賠償を求める催告書の送付で初夏までに返事が欲しい。在京6社新タワー推進Pが墨田・台東エリアを最終候補地に選定したことを正式発表。NHKは新放送ガイドラインを発表し自主自律の堅持や報道姿勢など盛り込む。放送番組センターは番組調達・供給事業を08年度で廃止へ段階的な縮小を発表。SOZO工房がJSATの子会社ジャパンケーブルキャストの全株式を取得。プロ野球セ・リーグが開幕戦「巨人×横浜」15・9%で昨シーズンの13・5%を上回る。

〈1日〉
 携帯向けの地デジ「ワンセグ」がスタートし受信機が品切れ状態。

〈2日〉
 RKB毎日の記者が集団強姦容疑で逮捕され石上社長が謝罪会見。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。