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『マイ・マザー』、中嶋朋子試写会イベント

【FREE】『マイ・マザー』、中嶋朋子試写会イベント

2013年11月06日
試写会イベントに出席した中嶋朋子 試写会イベントに出席した中嶋朋子

 11月9日(土)より渋谷アップリンク他にて全国順次公開される、ピクチャーズデプト配給『マイ・マザー』(提供:鈍牛倶楽部)の試写会イベントが11月2日(土)、思春期の15歳の息子の “マザー” でもある女優の中嶋朋子と、教育ジャーナリストの中曽根陽子をゲストに迎え、アンスティチュ・フランセ東京で実施された。

 本作は、カンヌ映画祭で三冠を獲得し、現代の “アンファン・テリーブル” として鮮烈なデビューを飾った、世界を虜にする若き天才、グザヴィエ・ドラン監督・主演作。中嶋は、「思春期の葛藤を投げつけられたような感じがした。母親としてだけでなく、自分自身や自分の思春期のことも考えた。この映画から一番感じたのは、ただ『愛したい』だけなのにということ。『愛したい』だけなのに上手く出せないし、『愛されたい』と思ってしまう。なぜ『愛している』で止めることができないのか。愛せるあなたになって欲しいというエゴがある。エゴの葛藤があるから、子どもは成長するし、ぶつかって見えてくる景色もある。深入りせずに、優しすぎるのは怖い。この映画の監督は、母親の女としての寂しさや脆さを見ながら、それと戦っていて、そのせめぎ合いを上手く表している。映画の作り手が映画の中で成長している様を観たのは初めてで、この先も追いかけたくなった」などと語った。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。