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『ヴィオレッタ』全国公開プロジェクト掲載

【FREE】『ヴィオレッタ』全国公開プロジェクト掲載

2014年04月23日

 映画を中心としたクラウドファンディング・プラットフォーム「MotionGallery(モーションギャラリー)」では、カンヌ映画祭を騒然とさせたフランス映画『ヴィオレッタ』(アンプラグド配給/5月10日より、シアター・イメージフォーラム他で公開)の全国公開を支援するプロジェクトを掲載している。

 実の母親が娘のヌードを撮るという反道徳的なテーマでヨーロッパや日本で議論を呼んだ写真集「エヴァ」(77年)。本作は、その被写体だった娘のエヴァ・イオネスコが実体験に基づいたストーリーを自ら監督して映画化したもの。一般試写会では女性からの評価が高く、特に反響が大きかった「母と娘の関係」という要素を宣伝に生かしている。ただ、映倫から「区分適用外」の作品と判断されたため、地方での上映が難しくなっていた現状を逆手にとったPRも行った。そして、4月16日に監督の来日が実現し、映倫の判断について問題提起。監督は「児童ポルノ法など、自分には分からない日本の状況もあると思うが、何処の国でも問題にならない様に性的表現には注意して描いているので、映画を見て貰えればその様な捉え方にならないことが理解できるはず」と語った。なお、鑑賞した人の意見やアンケートも募り、一般の声を映倫に届けて、ようやくレーティングが「R15」に決定した。

 監督来日費用のための目標金額は200万円だが、本プロジェクトは目標到達に関わらず、4月26日0時までに集まった金額がファンディングされる。詳細・応援はこちら

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。