山本譲二、デビュー４０周年記念コンサート

山本譲二、デビュー４０周年記念コンサート

　今年デビュー４０周年を迎える演歌歌手、山本譲二が２４日、東京・渋谷公会堂で歌手デビュー４０周年記念コンサートを開いた。最新曲「放浪（はぐれ）酒」（２月５日発売＝テイチクエンタテインメント）やミリオンヒット曲「みちのくひとり旅」の他、ギターの弾き語り３曲含む全１３曲を披露。年齢を重ねてもなお“ジョージ兄貴”の呼び名が似合う熱唱、そして円熟味、人情味あふれるあたたかい歌声で集まったファンを魅了した。昼夜計２公演で約４０００人を動員。

▼山本譲二　１８歳で、たったひとりで上京してきた時はこんな風にプロで４０年も歌い続けることができるなんて思ってもいませんでした。コンサートの最中も感慨深く、こみ上げてくるものがあったので、今日はＭＣを控えめにしました。４０年やってきて特に辛かったことは急に耳が聴こえなくなった時と、妻が乳がんを患った時です。以前、元師匠（北島三郎）に長く続ける秘訣を尋ねた時、「秘訣なんてない。ただひとつ人間性だ。とにかく自分を磨け」と言われました。今でもそれを忘れないようにしています。