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放送界、11月第5週(27日~3日)の動き

【FREE】放送界、11月第5週(27日~3日)の動き

2006年12月05日
 師走と共に冬将軍の到来。北陸からも雪化粧の便りが届き、各地のスキー場がオープンへ。アジア最大のスポーツの祭典・ドーハ大会が開幕、45ヵ国・地域から1万人超が参加し日本は、選手・役員900人を派遣し中国に次ぐメダル獲得を目指す。007の英国で元ロシアのスパイが放射性物質で変死、周辺から放射能が検出され、映画を超える謎の怪事件に大騒ぎ。今年の話題・注目商品に「脳トレ関連商品」、流行語大賞には「イナバウアー」「品格」が選ばれた。NHKが受信料未払いに対する法的措置・支払督促を東京簡易裁判所に申し立て、強制力を伴った受信料徴収に入り順次、全国に対象者を広げる構え。

〈27日〉日テレ社長会見で来季「巨人戦」対応は読売側との話し合いが詰めの段階、野球を止める選択肢はない。松竹と三井物産が4月設立した「デジタルマガジン」で携帯電話・PC向け有料動画配信事業が本格参入で07年早々サービス開始へ。総務省・コンテンツ流通検討委員会が利用ルールに係る考え方でコピーワンス問題を年内に検討へ。

〈28日〉テレ朝社長会見で苦しい1年を振り返り来春以降その教訓を生かし50周年と中期経営計画で力をつけるきっかけにしたい。D‐PAとBPAが来年4月統合で基本合意し役員体制など2月総会で議決へ。ファイル交換ソフト「ウィニー」によるコンピュータソフトや音楽ファイルなど著作権侵害額が6時間で約100億円と著作権団体が発表。司会のみのもんたが「世界で一番多忙な司会者」とギネスが認定証。

〈29日〉TBS社長会見で06年はマスコミ集中排除原則の緩和などのちに振り返ると転換点になる1年だったといえるかも知れない。フジとドコモが新たなモバイル・マルチメディア放送を展開の新会社「MMBP」を設立、代表取締役に横井亮介専務就任へ。テレ朝が東映の株式11・3%を取得し筆頭株主に。東映はテレ朝株16・1%を保有。TBSコンテンツ事業局が記者懇で事業拡大が順調に推移し「本部」の年度売上300億円が見えてきた。NHK「紅白」メンバー発表、観客募集では36万通も昨年比3割減という人気。

〈30日〉テレ東社長会見で今年の反省として大衆迎合的な俗悪番組がまだまだあることを指摘。TFMがプレゼン07を開催、デジラジ実用試験放送で動画番組の本格放送を開始。TBS株の5・05%を靴専門店を展開するABCマート系列が取得したことが判明。

〈1日〉全国都道府県で「地上デジタル放送」が開始し、視聴可能エリアは84%の約3950万世帯に拡大、この全国放送を記念した式典には安倍首相も出席。三洋電機が今年でプロ野球オールスター戦から降板を発表。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。