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ギャガ『渇き。』役所広司ら完成披露に登壇

【FREE】ギャガ『渇き。』役所広司ら完成披露に登壇

2014年06月12日
左より中島監督、橋本、國村、小松、役所、中谷、オダギリ、清水 左より中島監督、橋本、國村、小松、役所、中谷、オダギリ、清水

 6月27日(金)に緊急繰上げ公開される、ギャガ配給『渇き。』の完成披露試写会が、6月9日に東京のTOHOシネマズ六本木ヒルズで実施され、中島哲也監督、出演の役所広司、小松菜奈、清水尋也、橋本愛、國村隼、オダギリジョー、中谷美紀が登壇した。登壇者の傍には、役所は「狂犬」、小松は「天使?」、中谷は「偽善」、オダギリは「畜生」など、本作でそれぞれが演じた役柄を2文字で表したパネルが用意され、役柄に関するコメントと中島監督の印象などを語った。

 「ロクデナシの親父」という破天荒な役を演じた役所は、「まさに狂犬という役柄で、撮影の前にこの言葉を頂いていたらもっと良い芝居が出来たかもしれない(笑)。こういう役柄は初めてで、沢山のことにチャレンジした。とんでもなくダメなやつだけど、気持ちよくできた」と撮影を楽しんだ様子。本作でスクリーンデビューを果たす小松は自身の役柄について、「天使か悪魔かと聞かれれば、悪魔かもしれない。でも天使な部分もあって…人を惹きつける不思議な魅力のある子」と分析。厳しいことで有名な中島監督については、「私が緊張しないように凄く気を使って頂いて。優しいくまさんみたいな方」と印象を語るも、初めての舞台挨拶に緊張し「怖かった」と本音も吐露した。

 イベントが行われた日に15歳の誕生日を迎えた清水だが、本作はR15指定。「やっとこの作品が見られる年齢になりました。友達には年齢的にも内容的にも薦めにくいのですが、是非見て欲しい。『覚悟を決めて見て!』と伝えます」とコメント。中島監督は、「役所さん始め、素晴らしい俳優たちが集まってくれて、こんな大きな会場で皆さんに見て頂けることが信じられない。目を伏せたくなるシーンはそうして頂いて、なるべく途中で出て行かないで欲しい(笑)。最後まで観て頂ければ人間ドラマとして伝わるものがあるはず」とコメント。役所は、「今の日本映画界ではなかなか企画が通り難いような内容だが、だからこそ情熱を注いだ作品。沢山の方に広めて欲しい」と語った。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。