閲覧中のページ:トップ > 映画ニュース >

東宝『GODZILLA』プレミアに渡辺ら

【FREE】東宝『GODZILLA』プレミアに渡辺ら

2014年07月12日
左からギャレス監督、渡辺、波瑠 左からギャレス監督、渡辺、波瑠

 東宝配給『GODZILLA』のジャパンプレミアが10日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで行われ、出演の渡辺謙、監督のギャレス・エドワーズらが出席した。

 すでに世界では大ヒットを飛ばしており、6日までに北米では興収約2億ドル、インターナショナルでも約2億9千万ドルを達成。そして、満を持して7月25日(金)より日本で劇場公開される。ジャパンプレミア当日は、国際フォーラムの地上広場にゴジラの身長と同じ108mのレッドカーペットが敷かれ、様々なゲストが登場。台風の上陸が迫る中でも会場に駆け付けた熱狂的なゴジラファンから大きな歓声が沸き起こった。

 世界で最後となる日本での公開に、ギャレス監督は「ゴジラに『さよなら』を言わないといけないのはつらい」としながら、「日本が生んだ子供を私に託してくれてありがたい。これからゴジラを皆さんにお戻しするが、また私に預けてくれたら嬉しい」と続編の製作にも意欲を見せた。

 世界的なヒットが続く状況について、渡辺は「(日本での配給を担う)東宝はすごいプレッシャーを感じていると思う(笑)」と気遣いを見せ、会場のファンに向けて「本当にお待たせしました。お待ち頂いた甲斐のある作品だと思います」と自信に満ちた表情でアピールした。

 レッドカーペットには、第一作の主演を務めた宝田明、日本語吹替を担当した波瑠をはじめ、ゲストとして澤穂希、吉田沙保里、安藤美姫、武田鉄矢、岡田圭右(ますだおかだ)、DJ KOO(TRF)、蛯原友里、押切もえも登場。宝田は「ニューヨークとダラスで2度観てきたが、上映から1時間くらい経つと観客が『ゴジラ早く出てこい』と足踏みを始め、出てくるとスタンディングオベーション。ゴジラがいかにアメリカ人にとってみぢかなヒーローなのかがわかった。偉大なるクラスメートを誇りに思う」と笑顔で語った。

 本編上映前にはホールAで舞台挨拶が行われ、ギャレス監督は「世界でヒットしているが、日本でヒットしなければ本当のヒットではない。皆さんに観てもらうことを夢見てやってきた」と語り、渡辺について「何も言わなくても表情で伝えることができるベストな俳優」と絶賛。それを聞いた渡辺も「ギャレスに会う直前、レジェンダリー・ピクチャーズのプレジデントに『今から会う奴はクリストファー・ノーランの再来だぞ』と言われ、ウソだろー?と思ったが、一緒に仕事をして、完成した作品を観て、その言葉に間違いはなかったと思う」とお互いをたたえ合った。また、ゴジラこと松井秀喜から贈られたビデオメッセージも上映され、場内からどよめきと拍手が起こった。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。