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『思い出のマーニー』×種田陽平展、内覧会

【FREE】『思い出のマーニー』×種田陽平展、内覧会

2014年07月25日
27日から「『思い出のマーニー』×種田陽平展」開催 27日から「『思い出のマーニー』×種田陽平展」開催

 7月19日(土)より全国461スクリーンで公開された『思い出のマーニー』(東宝配給)は、23日までで動員55万人を突破したが、7月27日(日)から映画の世界観を再現する「『思い出のマーニー』×種田陽平展」が江戸東京博物館で開催されるのを記念し、展示の監修と映画の美術監督を務めた種田陽平が、Wヒロインの高月彩良と有村架純、そして米林宏昌監督と共に展示を巡る先行内覧会を実施した。

 2010年の「『借りぐらしのアリエッティ』×種田陽平展」で小人の世界を巨大セットで再現した展示に続き、今回の展示では、美術監督として全カット・全シーンに関わることに初挑戦した経験を生かし、更に魅力あふれる展示を展開。そんな小道具や装飾のディティールに徹底的にこだわって創られた “思い出のマーニーの世界” の全容を杏奈役の高月、マーニー役の有村が初体験。まるで映画から飛び出してきたような風景を目の前に、2人は目を輝かせた。

高月彩良 鳥肌が立ちました。湿っ地屋敷のジオラマを見た時に、(映画の中で)杏奈が驚いた顔をしたんですが、私も同じ顔になりました。仮組したセットを見学した時に、有村さんと一緒にサイロに行って怖がるシーンを再現して楽しみました。実写でマーニーの映画を撮影するならサイロのシーンを演じたいです。

有村架純 杏奈の気持ちになってマーニーを探すことが出来るし、肌で体感できる展示になっていて驚きました。作品の中に入り込んだような気がして、すごくワクワクしました。サイロは、杏奈とマーニーの思いが詰まっていて、マーニーも新たな一面を見せる劇中で最も山場となる場所なので、サイロの展示を見た時が一番、アフレコ時に気持ちを入れ込んだことを思い出しました。

米林宏昌監督 映画の中で湿っ地屋敷をものすごく沢山描いてますけど、このモデルが最初からあればもう少し描きやすかったのにと思いました。それくらい精巧に作られていて、今まで画に描いていたものが現実にあると不思議な感覚になりますね。映画の中では描かれていない角度だったり、お屋敷の裏側を映画とは違う時間帯で見れるので、そういったところも楽しんで欲しいですね。

種田陽平 時間をかけて実写のスタッフがセットや小道具を何か月もかけて作ったり集めてきたり。実写用のセットでもここまで細かいとこまで作れません。このまま実写版の『思い出のマーニー』を監督に撮ってもらいたいですね。実写版の『マーニー』が作れるつもりで作りました。是非、映画を観た後に来ていただき、より深い内容を知りつつ、この世界に入って貰いたいです。杏奈の気持ちに深く根差した展示になってると思います。そして、最後にはもう一度映画が見たくなってくれたら嬉しいです。

※写真は、左から種田、高月、有村、米林監督
(c)2014 GNDHDDTK

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。