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東映『喰女』、三池監督、海老蔵ら完成会見

【FREE】東映『喰女』、三池監督、海老蔵ら完成会見

2014年08月13日
『喰女-クイメ-』完成報告会見開催(左より三池監督、柴咲、海老蔵、中西) 『喰女-クイメ-』完成報告会見開催(左より三池監督、柴咲、海老蔵、中西)

 東映配給『喰女‐クイメ‐』の三池崇史監督、出演の市川海老蔵、柴咲コウ、中西美帆による完成報告会見が12日午後、東京ミッドタウンホールで行われた。

 同作は、「四谷怪談」をモチーフに描くホラー映画。会見の場で、9月にカナダで開催される第39回トロント国際映画祭のバンガード部門に正式出品されることが発表された。「これでダメなら自身最後のプロデュース映画にする覚悟で臨んだ作品です」と、制作のセディックインターナショナル代表取締役・中沢敏明氏は意気込みを表明している。

 会見は、11代目桂文治による怪談噺「のっぺらぼう」ではじまり、軽妙な語り口で報道陣を魅了。 その後、文治を進行役に監督、出演者が登壇した。

 三池監督は、「見どころは役者。四谷怪談は色々つくられて来たが、どの作品よりも役者が光っている」と述べた。企画にも携わった主演の海老蔵は、「四谷怪談」を歌舞伎ではなく映画でやったのはなぜかと問われ、「『四谷怪談』は先祖の七代目市川團十郎が得意とした演目。当時、映画があったら先祖も撮っていたはず。そういう精神を受け継いでみたいと思った」 と語った。

 柴咲は、「劇中劇ですがお岩を演じることが出来て幸せでした」と述べ、初共演の海老蔵について「控室にノックをせずに入って来るので困った(笑)」と撮影現場の空気を覗かせた。また、同作で初のラブシーンに挑戦した中西は、「いつもドシッとしている海老蔵さんが、その時はソワソワしていて、(緊張するのは自分だけじゃないんだと)ホッとした。実はあれは演技だったと後から聞いて、優しい方だなと思った」と海老蔵の印象を語った。同作は、8月23日(土)から新宿バルト9他で公開される。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。