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松竹『ソロモンの偽証』成島監督ら報告会見

【FREE】松竹『ソロモンの偽証』成島監督ら報告会見

2014年11月14日
製作報告会見開催 (C)2015 「ソロモンの偽証」製作委員会 製作報告会見開催 (C)2015 「ソロモンの偽証」製作委員会

 松竹配給『ソロモンの偽証』(製作:松竹、木下グループ、博報堂DYメディアパートナーズ、GYAO他)の製作報告会見が12日午後、東京・港区の明治記念館で行われた。当日は、成島出監督、宮部みゆき(原作者)、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華、尾野真千子に加え、1万人のオーディションで選ばれた藤野涼子、板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩らが登壇。

 作品は宮部みゆきのベストセラー小説(新潮社刊)を成島監督をはじめとした『八日目の蝉』チームが映画化したヒューマン・ミステリー大作。前篇・事件は2015年3月7日、後篇・裁判は同4月11日より2部作拡大公開される。

藤野涼子 「藤野涼子」を演じました。(オーディションで選ばれて)知らせを聞いたときは喜びというよりも緊張が先でした。演技の経験も少ないですし、大役を務められるのか不安でした。藤野涼子は人のことを良く考えて行動する役なので、そこを心がけて演じました。(役名を芸名にしたことについて)自分の中でこの感情を忘れたくないと思い、名前をいただきました。今後の目標は経験を積んでいく中で見つけられればと思います。私たち中学生キャストが前代未聞の学校内裁判を一生懸命演じています。劇場公開を楽しみにお待ちください。

板垣瑞生 監督から声を低く、姿勢を良くとアドバイスをいただいたので、気を付けて演じました。

石井杏奈 影のある役ですが、涙のシーンは本当に気持ちを入れて演じました。

清水尋也 生意気な役なので(現場でも)少し意識して振舞いました。

富田望生 監督は怖いと思っていたのでついていけるか心配でしたが、内面をみてくれていたことが嬉しかったです。現場では積極的に話しかけるようにしました。

前田航基 原作ではスラッとしたカッコいい役なので、正直なんで僕なのかなと思いました(笑)。

望月歩 この映画をみて命の大事さに気付いてほしいという監督の言葉を意識しながら演じていました。

佐々木蔵之介 この度中2の役……は演じておりません(笑)。涼子の父親・剛を演じました。フレッシュさはないですが、若い皆さんのパワーに押されながら皆で全身全霊をかけて演じました。

夏川結衣 涼子の母親・邦子を演じました。今日久々に会った涼子を見て頼もしく思っています。

永作博美 樹理(石井)の母親・三宅未来を演じました。子どもたちの成長が間近で見られる現場で感謝しています。皆からエネルギーをもらい演じましたので、楽しみにしていてください。

黒木華 担任の森内恵美子として皆さんと関われたこと、いい思い出になっています。

尾野真千子 大きくなった涼子を演じました。中学生キャストの方とは本日初めてお会いするのですが、出来上がりがとても楽しみです。

成島出監督 (原作について)最初は映画化・企画ということを考えず本屋で出会いました。購入して一晩で読んだのですが、すぐに原作権を確認し『八日目の蝉』チームに相談しました。配給会社も無茶を聞いてくれて宮部先生も作品を託してくれたので、映画化に至りました。素晴らしい原作に出会い長い時間かけて全身全霊を注ぎ込んだものが、フィルムに落とし込めていると思います。楽しみにしていてください。

宮部みゆき 成島監督からは、お手紙を頂戴しました。拝読して作品をお預けしようと思ってからは、とても楽しみでした。皆さんが成長してこんな立派になれて、「(藤野涼子という)名前くらいで良いならどんどん使って!」という想いです。書き上げられて良かった、作家冥利につきるなと思います。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。