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第2回「岩谷時子賞」受賞者決定

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第2回「岩谷時子賞」受賞者決定

2011年08月08日
「また君に恋してる」で日本の音楽シーンに活力を与え
 あらためて歌の力を広く世に知らしめた坂本冬美が受賞



第2回「岩谷時子賞」受賞者

・岩谷時子賞:坂本冬美(賞金300万円)
・奨励賞:藤本隆宏(賞金100万円)
・特別賞:市村正親(賞金100万円)
・特別賞:鳳蘭(賞金100万円)
・岩谷時子 Foundation for Youth:上野通明(年間60万円を3年間給付)

集合写真.jpg
左から藤本隆宏、上野通明、坂本冬美、岩谷時子、市村正親、鳳蘭、八千草薫(プレゼンター)

 音楽・演劇界の明日を担う人材や、その向上・発展に功労のあった人物・団体に授与される「岩谷時子賞」(主催:一般社団法人・岩谷時子音 楽文化振興財団)の第2回授賞式が7月20日、東京・千代田区の帝国ホテル本館3階「富士の間」で行われた。

 第2回目となる「岩谷時子賞」は、歌手・坂本冬美が受賞。09年1月発売の楽曲「また君に恋してる」がロングヒットを記録し、閉塞状況にある日本の音楽シーンに活力を与え、あらためて歌の力を広く世に知らしめたことが評価された。

 また、俳優・藤本隆宏が「奨励賞」、俳優・市村正親と鳳蘭が「特別賞」を受賞した。

 藤本は、競泳の元オリンピック出場選手という異色の経歴も持ちながら、舞台で経験を積み、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」で広瀬武夫役に抜擢され、その演技力への評価と今後の活躍が期待されての受賞となった。

  市村は、1973年のデビュー以来、岩谷時子が訳詞を手がけた作品をはじめ数多くのミュージカルに出演し、長年の活動を通して、その高い演技水準でミュージカルシーンに無くてはならない存在となり、また、ミュージカルにとどまらずテレビドラマなど幅広い分野での活躍が評価された。

 鳳は、宝塚歌劇団脱退後もミュージカルを中心に数多くの舞台作品に出演し、ミュージカル界を代表するエンターテイナーとして活躍する傍ら、自ら「鳳蘭レビュー・アカデミー」を主宰し後進の指導にもあたる等の貢献が評価された。


岩谷時子さんの長年の夢が実現し「小さな喜びです」とコメント
 若手芸術家を支援する「岩谷時子 Foundation for Youth」スタート


 また、今回から、「岩谷時子 Foundation for Youth」が新設された。

 これは、音楽・芸術を志す個人・団体に対する奨学金の給付、人材育成に関する助成事業の一環として年間60万円を3年間にわたり給付するもので、第1回となる今回は15歳のチェリスト、上野通明が選ばれた。

 「岩谷時子 Foundation for Youth」の新設にあたり、岩谷時子さんは「長年の夢であった音楽・芸術を志す方々を応援する『岩谷時子 Foundation for Youth』がスタートしたのは小さな喜びです。皆さまにもご支援いただけましたら、たいへん嬉しく存じます。才能と努力と年月が、若い芽を成長させてくれることを、心から願っております」とコメントしている。

 上野は、95年11月21日、父の赴任先パラグアイ生まれ。5歳からチェロを始め、その後、スペイン・バルセロナに在住。国内外の数々の音楽コ ンクールで入賞を果たし、11年4月に桐朋学園大学附属桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)に特待生として入学。これまで馬場省一、イニアキ・エチェパレ 各氏に師事。現在は毛利伯郎氏に師事している。



【受賞者のコメント】


藤本隆宏.jpg

▼藤本隆弘
(「奨励賞」受賞)
 今まで水泳をやっていまして、そこで賞を頂くことは多くあったんですけども、この芸能の世界に入って頂く賞が初めてなので、本当に嬉しさと感謝の気持ちでいっぱいです。
 特に、水泳は、個人種目なので自分で頑張って結果を出して戦っていけばいいものだったのですが、芸能の世界はそうではなく、自分一人でなく、いろんな方々の応援、サポートがあってのことであるということを、今回の賞を頂いて改めて強く感じております。
 NHKさんのドラマ「坂の上の雲」で大きな役を頂きました。ただ、それに甘えるのではなく、やはりセリフのない時代も多くありましたので、セリフ一つ一つを頂けるありがたみだったり、役を頂ける感謝の気持だったり、それをとにかく忘れず、初心を忘れず、感謝の気持ちを忘れず、これからも努力していきたいと思っております。
 「奨励賞」ということは、「これからも、もっと頑張れよ!」という賞だと思うので、精一杯精進して頑張っていきたいと思っております。
 岩谷時子先生が書いた訳詞のミュージカルを観て、この世界に入りました。日本には、まだまだ自分が出たい作品がたくさんあります。
 と同時に、世界のトップと戦ってきた者として、海外でも日本人を日本人らしく演じることのできる俳優として、これからも俳優活動をさせて頂きたいなと思っております。
 まだまだ未熟な私ですけれども、今回は岩谷時子先生の「奨励賞」を頂きまして、本当にありがとうございました。



市村正親.jpg

市村正親(「特別賞」受賞)
 岩谷先生とは、かれこれ40年のお付き合いになります。この「岩谷時子賞」ができる時に「評議員をお願いできませんか?」というお話がありました。おトキさんのミュージカルに数多く出ているので、そのおかげで、評議員になれたのかなと思っています。
 ところが評議員になった以上は、「岩谷時子賞」をもらう人間にはなれないんじゃないかなと思っていた時に、この「特別賞」を、別に僕が評議員だから自分で自分に入れたわけじゃなく(笑)、一切知らないところでこの「特別賞」が決まったということで、ほんとに嬉しく思っております。
 岩谷先生とは おトキさんとイチ、というような関係で40年付き合っていますが、色んなミュージカルの訳詞をしてもらえる度に、細かいところの指導をして頂けているので、ここまで来られて、尚且つ「特別賞」を頂けたと思っています。
 鳳さんとは(役で)夫婦をやっていますが、とても怖い強気な女性と、この「特別賞」をもらえたことを本当に光栄に思っております。第1回は、確か加山雄三さんで、第2回が市村正親で、自分でも本当にビックリしております。
 子供も3歳になりまして、来年は幼稚園で、いま一生懸命、面接をあっちの幼稚園こっちの幼稚園と行っております。
 何も知らない私ですが、役者以外のところで、是非、皆様のご指導ご鞭撻いただければ幸いだと思っております。良い幼稚園に入れたらいいなと思っております。どうもありがとうございました。



鳳蘭.jpg

鳳蘭(「特別賞」受賞)
 岩谷先生とは私の宝塚時代から、人生の節目節目に色んなことを相談していました。
 退団してからも、仕事と結婚の両立に悩んで先生に「先生、もう無理です別れたいんです」って言ったら先生が「あれだけ世間に結婚したい、子供が欲しいと言ったのに、いま別れたら世間が許しませんよ」って言うので「分りました」と言って、その時別れないで2人目が生まれました。結局、駄目になりましたけど。
 下の子が3歳、上の子が6歳の時に この帝国ホテルで先生とお食事した時に、先生が下の子を見て「この子があなたの後を継ぎますよ」って仰ったんです。「エーッ!宝塚に入ってくれるんだ!」と思ってたのに、結局2人とも入ってくれなくて「あぁ、先生が仰ってたけど駄目だった…」と思っていたら、先生がこの子があたなと後を継ぐよと仰った子が、大学4年生の就職活動の時に「ママの後を継いで、舞台に立ちたい」って言ったんです。その時すぐに「あっ!先生の言ったとおりになってる」と思って、下の子は文学座に入りました。ミュージカルを継いでくれると思ってたのですが、ずっと和物のお芝居ばかりで「やっぱりちょっと違ってたかな…と思っていたら、今月、あの子は生まれて初めてのミュージカルに出ています。
 だから 賞を頂いた時、先生の仰ったとおりの道を自分が歩いているんだと、先生に感動しています。先生、本当にありがとうございます。



上野通明.jpg

▼上野通明
(「岩谷時子 Foundation for Youth」)
 今回は、第1回目に選んで頂き、本当にうれしく思います。ありがとうございました。これから、将来立派なチェリストになって、応援して下さった皆様に恩返しができるよう、努力していこうと思います。



坂本冬美.jpg

▼坂本冬美
(「岩谷時子賞」受賞)
 正直言いまして、「岩谷時子賞」という名誉ある賞を頂けるというお話をマネージャーから聞いた時に「エッ、私が?」と、今も驚きの気持ちは変わりません。「また君に恋している」という曲を頂いたおかげで、この「岩谷時子賞」という素晴らしい賞を頂けたのだと思っております。両先生(=作詞:松井五郎、作曲:森正明)に心から感謝申し上げます。ありがとうございます。
 岩谷先生と、私は面識はございません。けれども、実は先生をお母さんと慕い続けた本田美奈子ちゃんと私は友達で、もしかしたら、美奈子ちゃんが「お母さん、冬美ちゃんにあげて」って後押ししてくれたのかな。そんなことを思っております。
 この賞に恥じないよう、これからも皆様の心に届く歌を歌っていきたいと思っております。本当にありがとうございました。

(了)


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