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ユナイテッドE「王様とボク」、“10代にしか感じられない思い”と前田監督

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ユナイテッドE「王様とボク」、“10代にしか感じられない思い”と前田監督

2012年09月25日

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 ユナイテッド エンタテインメント配給「王様とボク」の初日舞台挨拶が22日、東京のシネマート新宿で行われ、キャストの菅田将暉、松坂桃李、相葉裕樹、二階堂ふみ、そして前田哲監督、主題歌アーティストのGood Comingが登壇した。

 菅田は「無事公開できたと同時に、モリオという役をやれて本当に嬉しいです」と開口一番に挨拶。松坂は撮影中のことを「ものすごい寒い中の撮影でした。しかもその日がクリスマスイブで…監督とボクと菅田くんの3人でケーキを食べました」と懐かしそうに振り返り、相葉は孤独を抱えた役どころを演じるにあたって「監督と相談しつつ、あえて考えずにそのときどきの空気を感じながらやりました」と答え、今までにない芝居の感覚が現場にあったことを話した。

 劇中では紅一点の二階堂は現場を振り返って、「待合室で3人がすごい仲が良くて、男の子になりたいなって初めて思いました」と打ち明けたが、人見知りも発揮していたようで、菅田に話しかけられても最初は打ち解けられなかった様子。そんな二階堂のことを菅田は「見れば見るほど、知れば知るほど面白い人」だったと話した。また主題歌を担当したGood Comingを代表して挨拶した桐明は、「監督から出来立てホヤホヤのラストシーン見せてもらって、歌は切なくなるけど、前向きになるものにしました」と語り作品のメッセージを込めた歌作りを振り返った。

 前田監督は、今をときめく若手俳優の共演に「10代にしか感じられない思いを4人と話しながら作っていったので、何かしら皆さんの心にしみると思う」と話し、「10代の感性は大人になると忘れてしまうものだけど、是非思い出して大切な人と語り合って欲しい」と観客に語りかけた。

 菅田も「出来上がった映画を見たときに、監督の一つ一つの絵のこだわりだったり、色味や演出のセンスが見ていて本当に楽しくて、それぞれ個性的なキャラクターの人間模様やメッセージもきちんとあるので、とにかく見て欲しい」と締め括った。


(C)『王様とボク』製作委員会

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