ソニー・ピクチャーズエンタテインメント配給の劇場版フルCGアニメーション第2弾『バイオハザード ダムネーション』が、10月27日(土)より公開され、新宿ピカデリーにて行われた初回上映前の舞台挨拶に神谷誠監督、小林裕幸プロデューサー、脚本を手がけた菅正太郎が登壇。人気クリーチャーのタイラントも登場し、劇場は大きな盛り上がりを見せた。
(写真、左から菅氏、神谷監督、小林プロデューサー)
2週間の限定公開ながら3万3000人を動員しヒットを記録した『バイオハザード ディジェネレーション』以来4年ぶりの新作となるが、初日、劇場に足を運んだ観客は4年前の前作を劇場で鑑賞したという人々が目立った。4年前に「みなさんの応援があればまた帰ってこられます」と話していた神谷監督は、「約束通り、帰ってこれました」と感無量。菅も「同じ作品の続編で帰って来られてありがたいです」と喜びを語った。
この秋は実写版映画の第5弾となる『バイオハザードV リトリビューション』の公開を皮切りに、待望のゲーム最新版「バイオハザード6」も発売されるなどまさに“バイオハザード祭”状態。だが、神谷監督は「作業を始めたのはウチが一番最初。だから他のものは意識していません」と語り、本作のみならず、ゲーム、実写映画にも携わってきた小林プロデューサーは、ゲームの内容について「わざと監督には教えませんでした。監督にはのびのびとやって欲しかったので」と明かした。
同じくゲームにも携わっていたという菅は、ゲーム、アニメどちらのスタッフからも様々な注文が寄せられたことを明かしながらも「でも、神谷監督の注文が一番大きかったです。『それはちょっと...』と言いたくなるようなことを振ってきた」と苦笑交じりに苦労を語った。
最後に、神谷監督は「“バイオ祭り”のトリを『ダムネーション』が飾りますが、勢いそのままに楽しんでいただければ」と客席に向かって呼びかけた。新宿に続き、名古屋と大阪でも舞台挨拶を行いどの会場もチケット完売の好スタートとなった。
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